まえがき
ごく少数の人に向けてブログを続ける、諦め悪すぎる系ブロガーさつま芋です。
前回、英単語だけ覚えても長文が読めない理由を2つ紹介しました。
その2つとは「語順」と「把握」でした。
【英語】単語だけ覚えても長文は読めない理由 - さつま芋の絵日記
今回は それに続く「単語だけ覚えても長文が読めない理由」をテーマにします。
英文1
まず、意地悪な英文を読んでもらいます。
Ami, Miki, and I are good friends. Friendships are important to us. I know what they are.
「亜美と美紀と私は仲良しです。私達にとって友情は大切です。私は、…」
意地悪なのは正解がないところ、つまり情報不足で訳しようがないところです。
下線部のtheyが何を指しているのか、friendshipsなのかAmi & Mikiなのか…
つまり、「私は、友情が何かを知っている」なのか「私は、彼女たちのことを知っている」なのか…
theyやitのような指示代名詞は内容確認を怠ると後々響くんです。
学校の先生も指示語について説明されるとは思うんですが、生徒に伝える熱量というか意識付けが足りない気がします。
人にモノを伝えるには本気でも数十回は必要だと思います。
英文2
For most people, their friendships are an important part of who they are.
「多くの人にとって、友情とは、…である。」
下線部は先程と似たような文ですが、このtheyはmost peopleを指しています。
そして、who they areの定訳(?)は「現在の彼ら、誰であるか」です。
だからと言って「友情とは、現在の彼らの大切な一部である」と訳しても、なんとなくしか理解できないと思います。
補足すると「友情とは、人となりを表す大切な一部である」ということでしょう。
※「人となり」とは「その人の人間性や、性格・性質」
つまり、友人を見れば その人がどんな人物かが分かるということです。
解釈するという点で、定訳をそのまま当てはめても意味が分かりにくいわけです。
よく分からんまま英文を読み続けると迷子になるんですよね。
意訳を誤解している人がいますが、誤訳しなければ意訳もアリだと思います。
例えば、I go to school by bike.「私はチャリ通です」みたいに。
ただし、英文和訳の試験では定訳のほうが無難かも…
まとめ
今回も英単語を覚えても長文が読めない理由を2つ紹介しました。
「指示語」と「定訳」です。
英単語を覚えただけで英語を読めるというのは思い込みだと思います。
あとがき
今回の記事は、きたのけいご(id:kitanokeigo)さんのコメントを受けています。
ありがとうございました。
英語を身につけるなら、下手でも声に出して(暗唱し)続けることが必須だと思います。
サンプル数1(自分)ですが、毎日5分でも2年くらい声を出し続ければ、ささやかな成長は実感できます。
ただし現実的な環境作りには移住・留学かオンライン英会話でしょうか。
以上、さつま芋でした。