鶴亀算
「つるかめ算」って耳にしたことはありますか?
鶴と亀が合わせて5体いて、足の合計本数が14本です。
鶴は何羽いますか。
といった問題です。
平たく言うと、わからない値が2つあるものです。
連立方程式
これ、中学校で習う連立方程式です。
鶴を 羽、亀を 匹とすると、個体の数は合わせて5体だから、次のようになります。
続いて、鶴 の足は2本、亀 の足は4本なので、足の合計14本は次のようになります。
連立方程式にすると、
となります。
一応、解は です。
連立方程式の解法は最下部にあります。
今回は、を鶴亀算(面積図)で解いてみたいと思います。
鶴亀算(面積図)
まず、漢字の田を少し大きめに描いてください。
若干、寄っているくらいでも構いません。
見やすいように点線にしましたが、実線でも問題ありません。
次に、 を上下に書き込みます。
さらに、も左右と真ん中に書き込みます。
色を塗って見やすくしておきます。
式と色を塗るところを確かめてください。
あと、左上の長さも埋めてください。
左右を見比べて、4 - 2 = 2 です。
ここまでで準備は整いました。
改めて問題を確認すると、 を求めることが目的です。
なんとか左上の空白面積を求めて、そこから を求めたいと思います。
黄色に塗ると、ここです。
先に、一番大きい長方形の面積を求めます。
縦4×横5だから20です。
面積の引き算をします。
最後に を求めてください。
6 ÷ 2 = 3 となり、 です。
ちなみに、 は上下をみてもらって、5 - 3 = 2 だから、 です。
まとめ
なんだかわからないままとりあえず答えが出た、と感じる人が多いと思います。
伝えたかったのは、とりあえず絵で解けることなので、それで十分です。
一点だけ注意すると、工夫すれば別ですが、 の形でないと鶴亀算(面積図)は使えません。
気になる人に向けて補足すると、面積図とは、連立方程式の加減法を図にしたものです。
計算の流れを書いておきます。
①×4をして、
③-②より
よって
これを①に代入して