趣味で算数
趣味で勉強をしてみると、強制では感じられない楽しさの発見があります。
今回は、自分のお気に入りの問題を紹介したいと思います。
時間のある人は、紙と鉛筆を用意して考えてみてください。
問題
影となっている部分の面積を求めてください。
ヒントと一言
中高生はルートを使ってもいいですが、小学生は等積変形を使います。
お約束の一言ですが、この問題を作った人、あんたすごいよ!
解答
解答の前に、知っておくべき前提があります。
長さではなく、面積が半分になる形を押さえてください。
次の正方形をみてください。
この図のように、斜め45度に小さくなった形の面積はちょうど半分になります。
赤の面積が2cm × 2cm = 4cm2となるのは大丈夫だと思います。
青はちょうど半分の2cm2であることが補助線を使えばわかるでしょうか。
この前提となる面積半分は直角三角形でも当てはまります。
赤が2cm × 2cm ÷ 2 = 2cm2、青はちょうど半分の1cm2です。
正方形と直角三角形の場合を確認しましたが、形が同じ(相似という)であれば、円でも当てはまります。
同じく、次のような三日月でも面積はちょうど半分になります。
くるっとまわして
等分割すると
赤と青は等しくなります。
この形を覚えておいてください。
ここで問題に戻って補助線を引いてみると、次のようになります。
最終的に求める面積は次のようになり、
よって答えは、10cm × 10cm ÷ 2 = 50cm2となります。
あとがき
前回の算数コラムを書いてから随分と日が空いてしまいました。
ネタがないのではなく、図を描くのが本当に手間なんです。
コメントを沢山いただければモチベーションも上がるんですが…
絵ばっかり描いていて埋もれてしまっているのですが、算数の記事も ときどき書いています。
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