まえがき
できるだけ本質を知りたいさつま芋です。
確か、円高や円安って中学校(小学校?)で習うはずです。
ですが、どれだけの人が理解しているんでしょうか。
それほど難しくはないですが、意外とウヤムヤにしている人も多いのかと思って、今回のテーマにしてみました。
今回は円高を考えてみます。
円高なのに安く見える?!
今現在、ざっくりいうと1ドル110円です。
これを基準にしたとき、1ドル100円となれば円高に振れたことになります。
見かけで10円安くなっているのに円高、というのが混乱の原因でしょう。
どうして こんな混乱が生じるかを押さえておかないと、分かったつもりを脱することはできません。
下線に注目して もう一度見てください。
よく見ると、1ドルが基準になっているのに気づきますか?
円高といいつつ、円ではなくドルを基準にしているから、このような混乱が生じているのです。
こんな風に考えてみる
要は、基準を円にすればいいんです。
少数よりも整数のほうが分かりやすいと思うので、倍数を使って説明します。
1ドル110円をそれぞれ×10倍すると、10ドル1100円になります。
(10ドル分にすれば…ということ)
同様に、1ドル100円をそれぞれ×11倍すると、11ドル1100円になります。
(11ドル分にすれば…ということ)
基準を円(1100円)にしてドルを比べてみると、どうでしょう。
1ドル高くなっているので、見かけとも一致すると思います。
あとがき
「円の価値が高くなるってことは1ドルで交換できる金額が減るから…」と理屈で考えられるのは立派です。
あるいは、「金額が下がれば円高」と公式的に覚えるのも悪くないでしょう。
ですが、小学生的な気持ちで物事を捉えることも また面白いと思います。
以上、さつま芋でした。