まえがき
先週末から今一つ 体調が優れないさつま芋です。
老後の資金が2000万いるという金融庁からの報告書で揉めてるみたいですね。
日本って労働賃金が比較的安いので、多くの人が心配になって副業に走ろうとしているようです。
最近、副業の一つに投資(投機)が挙げられますが、今回はFXを取り上げて別の角度から考えてみます。
FXは意外と楽じゃない
ふと気づいたのですが、FXに関して ほとんどネット上にも出てこない話があります。
数か月やってみた感想として、非常にメンドクサイ。
FXはメンドクサイです。
泡銭だと考えられることもあるようですが、労働とは違うかたちで時間を削られると思います。
前置きとして、FX初心者の課題は、損切りと過剰取引だと思います。
ルールを作って それさえ確実に守り通せる忍耐力がある人ならば稼げなくはないと考えます。
というのも、FXでは初心者が勝ち越そうと思うと、取引チャンスは日に何度もないからです。
かなり気長にチャート(相場のグラフ)を見続けて、自信の持てるときだけ取引する必要があります。
ですが、我慢しきれず過剰取引して損切りが甘くなって大敗を喫する人が多いから、投資は9割の人が失敗するという風に言われるのだろうと思います。
私は毎日、英語のディクテーションを1年以上続けていますが、感覚的には それ以上の忍耐が必要だと感じています。
毎日 ブログや日記を続けられる人や長期に渡って色々な お弁当を作り出している人、感情の起伏を表に出さない人や周りに流されにくい人には挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
個人的には、頭の良さやセンス以上に辛抱強さが一番の条件だと考えています。
さて、その我慢強さを持ち合わせた人は どれほどいるのでしょうか…
2,000万円貯めるための試算
話を変えて、余剰資金が100万円あるとしてザックリ考えてみます。
国内の証券会社であれば、10ロット(取り引き単位のこと)にすると、日に5.0 pips(為替の単位)の場合、5,000円の利益です。
この比率(1.005)を使って複利で単純計算すると目標額まで約600日です。
相場は毎日は開いていませんので、約2年半。
余剰資金が10万円ならば1,062日、つまり約4年半です。
余剰資金が1万円ならば1524日、つまり約6年半です。
毎日 数時間ほど画面を見続けて、自己を律する忍耐を持て続けるのならば、数字の上では到達できます。
ただし、労働ならば慣れてくると緊張せずに仕事できますが、FXでは常に一定の緊張状態でいなければなりません。
大きく儲けると嫉妬や羨望の眼差しを向けられることもある投資(投機)ですが、始めるのには年齢も性別も資格も関係なく採用試験はありません。
大体の証券会社でデモ取引はできますし、千円から始められる証券会社(SBI FXトレードなど)もありますので、試してみることもできます。
自動売買を扱う証券会社もありますが、以上の話は裁量トレードする場合です。
あとがき
目先の選挙のせいで金融庁の報告書をなかったことにしようとしていますが、2000万いることを正直に公表したことまでは評価できると思います。
都合の悪いことから目を背け、真面目には考えずに損切りしないような思想が国民性なんでしょうか…
感情に流されないように我慢できないんでしょうか…
残念に思いつつ、そんな大衆性を興味深く感じます。
投資で9割の人が失敗することも頷(うなづ)けます。
以上、野良絵師のさつま芋でした。