日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
アメリカ大学適性試験に大きな変更
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
アメリカの大学進学適正試験(SAT)が大きく変わるというニュースです。新しい方式では、受験生の生活の困難さに応じて点数が与えられます。このいわゆる「逆境点数」は、受験生が住んでいる地域の犯罪率や貧困水準、それに親の所得といった要素を計算に入れて算出するものです。
ノート
so-calledは、通称・俗称を紹介するときに使う。ただし、文脈によっては「本来そう呼ぶに値しないが」と軽蔑・不信の念を込めて使うときもある。
factor in ...は「~を計算に入れる」。
adversity score「逆境スコア」。
raceは「人種」。
revealは、「覆いを取る、ベールを取る」、転じて「(これまで非公開にしてきたものや隠れていたものを)明らかにする、公開する」。
applicationは「適用、応用」、「願書」。
test outは「~を試す、~を試行する」。
face chargesは「告訴される」。
with ... in the spotlightは「~が注目を集めている状況で」。
a step in the right directionは「正しい方向に踏み出す一歩」という熟語表現。
playing fieldは「競争の条件を平等にする」。
「逆境」という意味で名詞adversity。
形容詞形adverse「不利な、好ましくない」。adverse effectは「悪影響」です。
「逆境」は、このadverseを使って、adverse circumstancesと言うこともできる。
adversaryは「敵対者、敵」。
副詞adversely「逆に、不利に」もよく使われる語で、adversely affect ...なら「~に好ましくない影響を及ぼす、~に不利に働く」。
あとがき
受験勉強は才能や努力も大切ですが、環境の比重は本当に大きいと信じています。
建て前としては環境に関係なく努力はできますが、周囲が悪意をもって足を引っ張れば容易に挫折させられるのと同様に、周囲の温かい支援があれば達成は より近づきます。
そういう点で非常に面白い試みだと思います。