日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
“ヨーロッパ・ピクニック計画”から30年
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ハンガリー西部のショプロンで、「ヨーロッパ・ピクニック計画」として知られる式典が開かれ、オルバン・ビクトル首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相が出席しました。
「ヨーロッパ・ピクニック計画」とは、1989年8月19日にハンガリーで開かれた民主化を求める政治集会(Pan-European Picnic「汎ヨーロッパ・ピクニック」)のことで、冷戦末期のハンガリーで民主化を求める人たちや当時の政権の中枢がひそかに考え出した旧東ドイツの人たちを西側へ脱出させる計画です。
ノート
commemorateは「祝う、記念する」で、場合によっては戦争や災禍などで亡くなった人々を「追悼する」という意味を含む。類語のcelebrateは祝賀のニュアンス。
fleeは「脱出する」で、「急いで逃げる」というニュアンス。flee-fled-fledと変化。
in the final days of ...は「~の末期に」。
fallは「崩壊」。
chancellorは、ドイツの「首相」。
footageは「映像」で、出来事を記録したフィルム映像のこと。
appreciate「相場が上がる、価値が上がる」という用法もある。The yen appreciated sharply against the dollar.「円がドルに対して急騰した」。
あとがき
生きていく上では、立ち向かうより逃げるほうが きっと利口なんでしょうね。
文春砲に対して、裁判で対峙しようとするN国党の立花孝志さんと、辞任で避難する自民党の上野宏史さん。
権力者でも逃げ得なんでしょうね…