まえがき
口が悪いのではなく率直なだけ、さつま芋です。
嫌味や皮肉ではなく、素直に「先生の説明は分かりにくい」と打ち明けたら怒られたことがあります。
打ち明けたタイミングも悪かったのかもしれませんが、その先生の器を考えれば言うべきではなかったんでしょう。
ぶっちゃけ、先生も ちょっと的外れの発言をすることもあるので、あまり信用しすぎないほうが賢明だと思います。
今回は「質問しなさい!」が割と的外れであることを考えてみます。
分からなかったら質問しなさいっ!
私だけじゃなく、ほとんどの生徒が聞き覚えのある、先生のフレーズだと思います。
「分からなかったら質問しなさいっ!」
ちょっと具体的に算数の問題を出します。
10時のとき、時計の長針と短針の(小さいほうの)角度は60度です。
では、10時10分のときは何度になりますか?
次のうちから選びなさい。
(A)115° (B)180°
算数の授業でもないので答えを言いますが、(A)115°が正解です。
選択肢があるので消去法で選べば そう難しくないと思います。
ここで敢えて質問を想定してみます。
「もし選択肢がない場合はどのように求めるのか?」
「キリの悪い時間の場合はどのように求めるのか?(10時28分なら何度?)」
「角度から時間を求める場合はどのように求めるのか?(45°になるのは10時何分?)」
…などと質問できるのは優秀な証拠です。
そんな優秀な人は わざわざ「質問しなさい!」と言わなくても、必要があれば質問するはずですから。
実際に、何人かに聞いてみたのですが、実際に質問しているのは勉強のできる人、というイメージでした。
何が わからないのかが わからないから勉強が苦手なんですけど、そこを見落として「質問しなさい!」と言うのも乱暴というか的外れな気がします。
私の感覚で言わせてもらうと、今一つハッキリわからないけど 覚えるしかないんだろうな…と受け止めて、質問には至らないんです。
あとがき
私としては、そういう意見もあるんだよと紹介しているつもりなんですが、何か気に障るのかムッとされる方もおられるようです。
何の影響力もない小物の戯言としてお聞き流しください。
以上、さつま芋でした。