まえがき
相場は自分の心を映す気がする、なんやかんや修行中のさつま芋です。
一般には金儲けの手段と思われる投資・投機・賭博ですが、どれも自分の心を映す鏡のようだと思います。
不思議なことに、自分の心が穏やかならば上手く行き、心が乱れると失敗するようになっているんです。
今回はFXで起きるストップ狩りを考察してみます。
ストップ狩り
簡単に説明すると、大きな資金を使い短期的な相場を意図的に作り上げて個人投資家を損させる現象です。
簡単なモデルで図解します。
ある上昇トレンドの調整局面を考えてください。
価格が上がりそうだと思って赤丸〇のところで買いの注文をしたとします。
そうすると思わぬ逆行が起きてしまいました。
含み損に耐えられなくなって青丸〇のところで損失決済(ストップロス)するとします。
その途端、反転し思惑の方向に進行していきます。
多くの個人投資家は、「あー損した、決済しなきゃよかった」と思うわけです。
この一時的な変動がストップ狩りとかダマシと呼ばれるもので、ちょうど緑の線の部分です。
なぜストップ狩りが行われるのか
私は狩る側ではないので推測になりますが、誰かを損させてやろうという積極的な意地悪というよりも、個人の買いポジションを解消させるのが目的だと思います。
個人の買いポジションが残っていると、個人の決済売りが断続的に生じるため、上昇の勢いが弱くなるからです。
日常に置き換えれば、様々な利害関係者がいると話がまとまらないので、議長の権限を振って採決の前に参加者の退席願うという感じでしょうか。
個人投資家の正しい狩られ方
相場が誰にも読めないとすれば、ダマシを避ける方法は究極的にはエントリーしないこと以外に存在しないのではないでしょうか。
そうなると、イイネ!じゃなくアルヨネ!の精神でサクッと損切りして、ダマシからの再エントリーを想定するのが次善と思います。
この損切りこそが自分の心を映す鏡で、本当の学び(の一つ)だと感じています。
あとがき
ちなみに、ダマシを見込んだ逆指値注文はエッジがある手法だと思っています。
逆指値注文とすることで すぐにポジションを持たないことが重要で、プライスアクション次第では注文取消で逃げることもできます。
この場合、トリプルトップを形成して下降トレンドへの転換も想定しないといけません。
ちなみにレンジ抜けの急騰相場などの第1波直後で よく見るチャートパターンで、私なんてストップ狩りで しょっちゅう振り落とされます(^^)
アルヨネ!と損切りするまでは良いとして、ダマシからの再エントリーする決断がキツいんですよね…
以上、さつま芋でした。