まえがき
相場から色々と学ぶさつま芋です。
勉強の延長でFXをしているのですが、FXで学んだことをシェアしたいと思います。
勿体ないから見切れない
正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を軽視しやすいこと、プロスペクト理論とは、得るよりも失うことに反応しやすい人間の特性です。
これを実生活に置き換えて お伝えします。
以前に見た台風中継で、日本に大きな台風が接近する中、空港から海外渡航をしようとしている人へのインタビューがありました。
細かく覚えていませんが、中止でもキャンセル料が発生するから決行するという話でした。
傍から見れば、危険だから旅行を見合わせてもいい状況ですが、私が同じ立場でも決行を選んでしまうと思います。
このように、自分にとって都合の悪い(台風)情報を軽くみて、(お金を)失う選択に心理的な抵抗が生じやすいのです。
FXも、勿体ないから見切れない
かじる程度にFXをやってみて、初心者が一番難しいのは見切り(損切り)だと思います。
相場価格が予想と逆行し続けてくれれば諦めもつけやすいんですけど、一歩手前まで戻ってきたり逆行したりを繰り返し、不思議と 心を試すような動きをするんです。
キャンセル料を払って旅行中止することが難しいように、増減する含み損を確定することは覚悟が試されます。
上手いトレーダーほどスパッと損切りしていると思うのですが、私は まだまだ…
勿体ないけど見切るという決断は、実のところ日常でも大切な考え方であり、多くの人が苦手にしていると思います。
練習しないと見切れない
「言うは易し行うは難し」とは良く言ったもので、知識から実践に移すことは誰もが簡単に出来ることではありません。
先の例で言えば、キャンセル料を払い慣れていない人はキャンセルを渋りますし、損切りを練習してないとドカンと大損を食らいます。
他にも、割高なカット食材を選べず、食材を丸ごと買って使い切れずに腐らせたり、というのも意識的にカット食材を買う経験を積まないと似たような失敗を繰り返すことになります。
あとがき
今回の話は広い意味で優先順位と捉えることもできます。
勉強でも仕事でも、優先順位を付けることの重要性はよく言われるんですが、知ってはいても実行できない原因まで掘り下げている例は見た記憶がありません。
本人の性格や能力も影響しているとしても、訓練の不足が大きいように思います。
以上、さつま芋でした。