まえがき
アクセスが少なくて肩身が狭い、さつま芋です。
もしも、記事の質が悪いからアクセスが少ないんだと言われれば、全く反論の余地がありません。
もしも、読者に寄り添っていないからアクセスが少ないんだと言われれば、それにも反論できません。
ただ、気づきや学びにつながる失敗の過程を記録していこうとしています。
私の失敗が皆さんの糧になれば本望です。
今回のテーマは勉強の盲点です。
教材や授業といった手法は二の次
勉強する上で、質の良いテキストや授業を求めるのは人情ですが、どんなに優れたものであっても一度で理解できる量は個人差があり、常人は繰り返さないと身に付きません。
そう聞くと、何回反復すべきかという方向に話が進みがちで、3回繰り返したけれど覚えられない…と、その原因を自分の能力や教材の責任に押し付けたりします。
実は これらは ちょっと前までの私の失敗です。
今から思えば、マインドセット(思考様式)が未熟でした。
もちろんテキストや授業が良いに越したことはないわけですが、知識や知恵をつけるだけのために勉強する姿勢では圧倒的に脆いのです。
年末年始のニュースで、鬼の形相(?)で勉強している塾の映像を見ると、典型的な例に思えます。
勉強の本質は、人生を生き抜くための学びなのに、目先の試験の その先を見失っているようです。
これも ちょっと前までの私の失敗です。
私(と大衆)の盲点
唐突にボウリングの例えですが、筋力が弱くてピン10本を倒すことができないとします。
ここで仮に、たった1本だけでも狙ったピンを確実に倒す技術があれば どうでしょう。
競技上のスコアは1投で わずか1点ですが、誇っても良い技術だと私は思います。
得点という数字しか評価しないというのは乱暴というか死角というか…
目先の得点増を狙って調子を崩していたのも私の失敗です。
一番大切なのは自己肯定感
繰り返しになりますが、勉強の本質は 人生を生き抜くための学びだと思います。
その土台となるのは、どういう学び方をすれば自分に役立つのか、どういう学び方をすれば役立たないのかを知ること、つまり自ら学ぶ姿勢づくりです。
この目標に対しては、単なる知識や知恵をつけるだけでなく、根本的な自信をつける勉強をしたほうが堅実です。
ボウリングでいえば、狙ったピンを確実に倒す技術を磨き上げる感じです。
型を崩して目先の得点を狙わないために、質の良いテキストや授業といった手法を求めるのではなく、ブレないマインドセットである思想を形作ることが近道だと考えます。
まずは小さな目標を作って、それを達成するための工夫をしてほしいです。
最初の一文だけでも声に出して読む、マーカーを引いてみる、といった工夫から始めても良いのではないでしょうか。
小さい目標でも続ければ自信が生まれ、余裕ができてくれば先に進む気力が沸き、徐々に自己評価も高まるはずです。
あとがき
外国為替取引FXでは、聖杯探しや手法ジブシーといって、勝率の高い取引方法を探し求めて 迷走する人がいるそうです。
勝っているトレーダーが ほぼ共通して、「手法(勝率の高い取引方法)よりも資金管理とメンタル(思想)」だと言うのですが、負けている人ほど なかなか耳を傾けないそうです。
つくづくFXと勉強は似ているなぁと。
質の良い教材や授業は世の中にあるのですが、それよりまず目先の情報に振り回されてはいけないのです。
実のところ、勉強に そこそこ自信のある人なら、教材や授業そのものに大きく影響されない気がします。
これらは迷走した私の反省です。
別件
かなり前に、3回連続10cm (id:sankairenzoku10cm)さんより落書きリクエストをいただいていました。
放置しすぎて 要望うろ覚えで とりあえず尾崎将司さんを描いてみましたが…
以上、さつま芋でした。