まえがき
こんにちは、さつま芋です。
海外は知りませんが、日本では賭博は低俗と見られています。
「趣味は?」と聞かれて、『乗馬』なら「素敵ですね」となっても、『競馬』なら「……」となるはずです。
賭博が低俗とされる理由は分かりませんが、法規制されていることやギャンブル依存症の印象が影響しているのかもしれません。
しかしながら、賭博のような不確実に対する考え方には面白いものがあります。
学習意欲のある人に向けて、私が感じた不確実性をシェアします。
確率1/2(二分の一)を聞いてみた
簡単な調査として、「確率1/2を説明してほしい」と何人かに頼んでみたところ、「50%」とか「半々」という回答を複数もらいました。
及第点の回答とはいきませんが、事前予告せずに質問したので仕方ありません。
一応、私が想定していた回答は、クジ引きやサイコロを例にした説明でした。
・クジ引きであれば、1本が当たりクジ、もう1本が外れクジの計2本から、クジを1本引いて当たる50%の可能性。
・サイコロならば、サイの目が偶数か奇数かを予想して当たる半々の可能性。
おそらく、回答に協力してくれた人たちも大体こんな感じのことを言おうとしていたと思います。
確率1/2の反復試行
クジ引きも一回きり、サイコロも一投だけの単一試行であれば、上のような解釈で構いませんが、大抵の賭博は繰り返すものです。
ちなみに、同じことを繰り返す行動を数学では反復試行と呼んでいます。
今回、紹介したいのは確率1/2の反復試行です。
コインを使って説明すると、何回も続けてコインを投げる場合が反復試行です。
確認するまでもありませんが、一回のコイントスで表か裏が出る確率は1/2です。
では聞きますが、コインを10回続けて投げたとき、10回連続で表が出ることを想像できるでしょうか。
あいにく、10回はムリだろう、と思いますね、私は。
というのも、確率1/2で10回連続する確率は、計算上は1024回に1度であることを肌感覚で理解しているからです。
もう一つの確率の解釈
では、先ほどとは聞き方を変えます。
白球500万個、黒球500万個を入れたスタジアムの中で、目隠しして球を10個選ぶとして、選んだ10個すべてが白球になることは想像できないでしょうか。
そこには白球だけでも500万個もあって、辺り一面に無数の球が広がっている中から無作為に選んだ10個すべてが白球という状態。
確かに珍しいことではあるでしょうが、何回か挑戦してみようかな、という気にはなります。
お気づきの通り、計算上の確率は先ほどのコインと ほぼ同じく、1024回に1度です。
さて、皆さんは確率に対して どのような感想を持ったでしょうか?
あとがき
賭博をしない人には不思議かもしれませんが、勝率1/2でも繰り返せば10連敗することも周期的に起こります。
その上、勝率1/2(50%)といっても現実にはコンマ数%の偏りが生じています。
と、まあ、確率1/2を面白いと思って紹介したものの、もしかしたら本当は人間の感覚のほうが面白いのかもしれません。
特に面白かったのは、勝率62%の手法で5連敗することなく1万円から7千万の資産形成したと語る、(勝ってる風)FXトレーダーです。
あるんですね、そんな奇跡が( ´艸`)
以上、さつま芋でした。