日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
ニューヨーク市 大雨で非常事態宣言
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
remnantsは「(わずかに)残ったもの、残骸」という意味で、通常は複数形で用います。ここでは、ハリケーン「アイダ」から変わった熱帯低気圧をremnantsと表現しています。ちなみに「熱帯低気圧」は、勢力に応じてtropical stormやtropical depressionなどと呼ばれます。
slamは「激しくたたく、(ドアなどを)バタンと閉める」という動詞で、「(嵐などが)襲う」としても使われます。
sparkは、文字どおりには「(火花を散らして)火付け役となる」という意味ですが、ここでは「~を引き起こす」という意味で使われています。
flash floodは、大雨の後に起こる「鉄砲水」です。
tornadoは、気象用語の「竜巻」です。アメリカの口語では、twisterも「竜巻」としてよく使われます。
swampは、目的語をとって「~を水浸しにする、(大波や洪水などが)~を襲う」です。比喩的に、大量の仕事などに襲われている状態にも使われ、be swamped by/with ...なら「~で忙殺される」という意味になります。「仕事関係のメールが殺到した」なら、I was swamped with work-related emails.のように表現できます。
gushは「(水などが)どっと流れ出る、噴出する」という動詞。
first responderは「最初に対応する人」、つまり「初動にあたる人」という意味です。通常は救助隊、救急隊、消防、警察などを指します。
scrambleは「急いで~する、必死に~する」という意味で、続けてto do ...の形をとります。scramble to removeは「急いで取り除こうとする」。
stuckは動詞stickの過去分詞形で、「はまりこんで動かない、引っかかっている、立ち往生している、身動きできない」です。ここでは「閉じ込められた」という意味になります。
trackは、鉄道の「軌道、線路」です。2本で使われることから、この意味ではtracksと複数形にします。
out of serviceは、交通機関について使うと「運行停止で」という意味になる表現です。反対にin serviceなら「運行中で、動いている」を表します。
urge A to ...は「Aに~するよう要請する」。
stay indoorsは「屋内にとどまる」。
emergency vehicleは警察や消防などの「緊急車両」ですので、non-emergency vehicleは「緊急車両でない車両」、つまり「一般車両」です。災害対応を優先させるため、一般車両はoff the road「道路外に」出るように言われました。
New Jersey「ニュージャージー(州)」はニューヨークに隣接する州です。
(ニュースで英語術より)
あとがき
災害がある度に助け合いの尊さを感じます。
たとえ感謝されなくても善行は積んでいきたいと思いました。