日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
米テスラ 人型ロボット開発へ
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
electric automakerは「電気自動車メーカー」。
humanoid robotは「人型ロボット」。robotは、チェコ語のrobota(強制労働、骨の折れる仕事)に由来し、チェコの作家カレル・チャぺックが1920年に発表した戯曲"R.U.R.(Rossum's Universal Robots)"に登場したのが初出とされています。
humanoidは、human(人間)とoid(のような)を組み合わせた合成語です。形容詞としては「人の形をした」、名詞としては「人の形をしたもの」、あるいはhumanoidだけで「人型ロボット」という意味もあります。ちなみにandroidは、andro(ギリシャ語で人)とoid(のような)を組み合わせた合成語で、humanoidの中でも限りなく人間に酷似した姿を持つので「人造人間」と訳されます。
runは、機械やコンピュータープログラムなどが「動く、稼働する、作動する、動作する」。
AIはartificial intelligence「人工知能」の略語で、run on AIは「人工知能で作動する、動く」です。onの後ろには、動作原理となる技術や動力源にあたる単語などが置かれます。
fleetは「船団」や「航空隊」などの一団ですが、「1つの会社の(保有)全車両」を指すこともあります。
autonomousは「自律的な」という形容詞です。autonomous vehicleは「自動運転車」の定訳となっています。
Tesla Botはテスラが開発するロボットの名前です。botはrobotの略語ですが、最近ではネットワーク上で人間の代わりに自動的に実行するプログラムを指すものとして使われる場合が増えています。
stand X meters tallは高さを、weigh X kilogramsは重量を表す手法の1つです。
CEOはchief executive officer「最高経営責任者」の略語です。なお、アルファベット3文字で表される役職として近年増えているものには、CFO「最高財務責任者」(chief financial officer)や、COO「最高執行責任者」(chief operating officer)などがあります。
unveilは「ヴェールを外す」から転じて、これまで内密にしていた物事を「発表する、公にする」という意味でよく使われます。
headquartersは「本社」で、通常は複数形で使われます。
handleは「処理する、扱う」。
be intended to ...は「~するように意図されている」。
navigate through ...は「(困難な状況を)切り抜けて進む」といった意味です。
eliminateは「除去する、廃絶する」で、repetitiveは「繰り返しの」という形容詞です。
technokingは造語で、technology「技術」とking「王」を合わせたものです。テスラはマスク氏に、「テクノキング」の肩書を会社として正式に与えています。
physical workは「肉体労働」。
do a taskは「作業をする、仕事をする」。
動詞claimは、裏付けなしに「主張する」。
profoundは「深い、意味深い」という形容詞。
implicationsは「物事から予想される結果」という名詞で、通例は複数形で使われます。
(ニュースで英語術より)
あとがき
「ロボットが仕事を奪う」と言われますが、機械物はメンテナンスが必要ですから、別の仕事も生まれるでしょうね。