まえがき
こんにちは、さつま芋です。
皆さんは乱数を使ったことありますか?
数学の教科書の裏表紙に乱数表があったような気がしますが、普通に生活していると使う機会は滅多にないと思います。
今回は表計算ソフトExcelの乱数(RAND関数)を使ってFXを考えてみます。
乱数のチャート
以前にもランダムチャートを作ったことがあったのですが、改めて作り直しました。
乱数を使って±1を発生させた2000回の試行結果を累積したグラフです。
次のワークシート関数をコピペすれば類似の結果が得られるはずです。
=IF(RAND()>=0.5,1,-1)

雰囲気を出すために赤色の移動平均線も合わせてみましたが、それっぽく見えませんか?
面白いことに、乱数を使っても実際の値動きと見分けられないチャートができるのです。
少し小難しい補足をすると、勝率で言えば52.25%、平均値が29.876、標準偏差が20.645でした。
あとがき
FXのチャート分析は優位性ばかりが追求されますが、むしろデータ分析の特徴は危険性の評価ができることだと思います。
統計の初歩の初歩、データを取る前の考え方【FX】 - YouTube
高校の数学を復習してみると「確率密度関数」や「信頼区間」の役割が なんとなく納得できるようになりました。
余談ですが、えきそん (id:ecusson-pie)さんもランダムチャートを作られています。
チャートはランダムで意味がないのか - FXトレード記録・日記 〜FXは本当に勝てないのか〜 (hatenablog.com)
以上、さつま芋でした。