まえがき
こんにちは、さつま芋です。
トリックアートは人間の感覚を騙す作品ですが、ギャンブルも人間の感覚を騙す遊戯と言えなくはないと思います。
今回は確率の雑談をしてみます。
確率クイズ
それでは問題です。
次のAとBでは どちらの分数のほうが大きいですか。
(A) (B)
もう一つ問題です。
コイン投げをして表が出る場合を○、裏が出る場合を×と表します。
コインを4回投げたとき、次のCかDか どちらになる確率が高いでしょうか。
(C) 「○○○○」
(D) 「○×○×」
クイズの答え
Bのほうが大きく、CもDも確率は同じです。
少しだけ解説をしておきます。
分数を小数に変換すると、(A) 27÷53=0.509…で(B) 24÷47=0.510…となります。
コインのクイズは少しややこしいですが、表や裏が出る 回数 ではなく パターン なので、CもDも16分の1になります。
全16パターンを列挙すると「○○○○」「×○○○」「○×○○」「○○×○」「○○○×」
「××○○」「×○×○」「×○○×」「○××○」「○×○×」「○○××」「×××○」「××○×」「×○××」「○×××」「××××」ですが、CもDも1パターンしかありません。
よって、確率はCもDも16分の1(6.25%)になります。
あとがき
騙されずに確率クイズの答えが出せたでしょうか。
先程の分数(27/53と24/47)を白丸と黒丸で表現しみました。
目視では白・黒の多い少ないを見分けることさえ難しいのではないでしょうか。
鋭い人であれば誤差1%でも経験でパッと答えられるのですが、そういう人の経験則を真似できるとは思えません。
私のような凡人は、数学を習って練習するほうが理に適っています。
また、コインのクイズ(○○○○と○×○×)は誰かに訂正されなければ誤解したままになるでしょう。
あいにくFXというのは、ただでさえ厄介な確率に加え、不確かな情報が錯綜する業界です。
雲を掴むような経験則が多いので、とりあえず数学を勉強しようと思います。
以上、さつま芋でした。