さつま芋の勉強日記

投機の勉強記録を中心に発信しています。

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【FX雑談】勝率と破産確率

 

まえがき

こんにちは、さつま芋です。

 

悲しいかな、毎年のようにFXの詐欺事件が起こっています。

 

誰でも切羽詰まれば誘惑に乗ってしまう可能性はあるので、普段から誘惑を知っておくことくらいしか術(すべ)がありません。

 

無駄を承知で警鐘を鳴らしますが、表計算ソフトが使えない人はFXに向いていないと思います。

 

さて、今回はFXの問題点を指摘してみます。

 

 

数学を軽視して発信しちゃう

このFX界隈の特徴ですが、基本的な確率や統計を軽視して発信する傾向があります。

 

とりあえず、話を単純化するために、次の条件で何度も賭けを繰り返すことにします。

 

最初の所持金が1万円、上か下かの予想が当たればプラス100円の利益、予想が外れればマイナス100円の損失、と条件設定します。

 

上下二択の予想ですから勝率は50%(に収束するはず)と仮定します。

 

一見すると、勝っても負けても同額の損益ですが、賭けを続けていれば数学的には99%破産します。

〝破産の確率〟計算機 - Investment Tech Hack (abbamboo.com)

 

破産する理由は、次のグラフのように資金推移するからです。

赤色の破産ラインを下回った時点で破産します。

 

ちなみに、勝率80%でも本質的には同様です。

このように考えてみると、勝率ラインよりも破産ラインのほうが重要だと気づきます。

 

とは言え、大体の人は勝率を上げる努力に傾倒しています。

 

残念ながら、損益比や許容損失に拘(こだわ)る人は極少数です。

あくまで目標ですが、たとえ勝率30%でも右上がりになるように、期待値を積むことが理想です。

 

最後に補足すると、許容損失が1%以上で破産確率が0%となる場合は勝率が収束していない可能性が高いです。

 

少なくとも常人が再現できるものではないと思います。

 

〝破産の確率〟計算機 - Investment Tech Hack (abbamboo.com)

 

 

あとがき

誰もが勝率でFXを演出しちゃうので気づきにくいのですが、投機で生き残る道は許容損失を下げるか(損益比を上げる)しかありません。

 

疑うのであれば、資金の桁が上がっても取引数量の倍率(レバレッジ)を下げずにFXができるか自問してみてください。

 

ちなみに、くりっく365ラージならば一度に50枚(500万通貨)まで注文できますし、IG証券は上限なしです。

 

発信者が詐欺師かどうかは別としても、裏付けのない情報に惑わされないために、表計算ソフトだけは使えるようにしたほうがいいと思います。

 

【FX雑談】2つの関数でエクセル過去検証 - さつま芋の勉強日記 (hatenablog.com)

 

以上、さつま芋でした。

 

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