まえがき
こんにちは、さつま芋です。
基本的にはデータを示した上で私見を述べていますが、データの不備や誤解があれば指摘していただきたいと思います。
さて、今回は金融庁が監督する金融先物取引業協会の資料を紹介します。
少し古い調査ですが、国内FXの勝ち組と負け組の比率を表すデータが見つかりました。
勝ち組は多かった?!
2018年のアンケート調査によると、国内FXの勝ち組は約6割だったようです。
2018年_外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査(実態調査): 調査結果報告書
調査対象が僅か1000人の結果ですが、勝ち越した人が多かったことが分かります。
以前に私が提示したGMOやOANDAのデータとは逆の結果となっています。
どのデータも公開情報ですから、調査対象によって差が生じることが分かります。
ちなみに、ネタ元は次の動画です。
「FXは絶対に勝てない」は嘘!データで見る勝ち組・負け組の比率 - YouTube
あとがき
金融先物取引業協会の資料を詳しく見ると、他にも興味深い結果があります。
例えば、損益計算の理解度が かなり低いことも示されています。
次の文章問題に答えられるでしょうか。
外国為替レートが 1 米ドル=100 円の時、あなたは外国為替証拠金取引(FX)を行い 100 万円の証拠金を用いて、証拠金倍率(レバレッジ)25 倍の米ドル買い-日本円売りポジションを保有したとします。その後、米ドル-日本円のレートが、円高の方向に 1%変化した場合、あなたの評価損益額はいくらになりますか。外国為替レートの変化以外のことを考慮しないでお答えください。
なんと正解率は48.3%だったそうです。
推察するに、資金管理を怠っている人は多いかもしれません。
問題を簡単に解説しておくと、ドル円を25万通貨(25枚)でロングした後、レートが1円逆行したことになるので、含み損は25万円です。
【FX雑談】2つの関数でエクセル過去検証 - さつま芋の勉強日記 (hatenablog.com)
【FX雑談】必要勝率 - さつま芋の勉強日記 (hatenablog.com)
以上、さつま芋でした。