まえがき
こんにちは、さつま芋です。
海外FX業者のGEMFOREXがサービス停止となりました。
サービス停止日時は2023年5月31日(水)ですが、たまたまブログ執筆時と重なり、前日の30日(火)まで入金ボーナスを実施していたのを目にしました。
「自己責任」とは言え、無登録の海外FX業者を利用することに改めて警鐘を鳴らします。
さて、今回は入金ボーナスを考えてみます。
入金ボーナス
多くの人にとって、海外FX口座の魅力は実質的に入金ボーナスだと思います。
しかし、基本的に入金ボーナス自体を現金として出金できません。
つまり、入金ボーナスの恩恵とはレバレッジ上限を上げることと ほぼ同義だと言えます。
「入金ボーナス」という名称によって資金が増えているように錯覚しますが、本質的には増えていません。
ちなみに、GEMFOREXの出金遅延の原因の一つ目には、集団による第3者名義貸し&口座転売が挙げられています。
察するに、ハイレバとゼロカットを併用した方法だと思われます。
どうやら、入金ボーナス両建て手法と呼ばれているようです。
ゲムフォレックスの「サービス停止」と出金遅延 - 高城泰|投資ライター (takagifx.com)
名義貸しや口座転売は違法ですが、構図としては複数口座で顧客が勝ちすぎて、相対取引のGEMFOREXが負け過ぎたということでしょう。
ハイレバ
繰り返しますが、現金化できない入金ボーナスは事実上のハイレバです。
それならば、金融庁の監督下にある業者でノックアウトオプションを使ったほうが出金リスクを減らせます。
また、為替FXに拘らなければ、商品先物CFDも国内業者で取引可能なハイレバレッジの金融商品です。
しかしながら、許容損失から逆算してレバレッジを使えている人は多くない印象です。
悲しいかな、チャートの勉強を主張する方が人気を集め、資金管理の勉強を勧めても疎まれるので、注意喚起の難しさを感じます。
あとがき
金融庁は無登録の海外所在業者に警告を行っています。
無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください:金融庁 (fsa.go.jp)
よく見ると、XMにも警告が出ています。
逆に、外資系FX業者でも金融庁に登録しているブローカーは複数あります。
免許・許可・登録等を受けている業者一覧 : 金融庁 (fsa.go.jp)
相変わらず、無登録の海外FX業者を勧めるアフィリエイターも散見されますが、無登録の国内FX業者を使うリスクに近いと思います。
以上、さつま芋でした。