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まえがき
こんにちは、さつま芋です。
降水確率50%と聞くと、雨が降るような気がするのは私だけでしょうか。
もし逆に、晴天確率50%と聞けば、とりあえず雨は降らない気がします。
最近の天気予報は、過去の気象データだけではなく気象モデルのシミュレーションを基に算出されるらしいのですが、それでも予測であって保証ではありません。
私も含め、確率に不慣れな人は予測を曲解しがちです。
FXの勉強となると主にチャートパターンが取り沙汰されますが、その前提となる確率の勉強はほとんど強調されません。
今回は独り言として確率について触れてみます。
確率の曲解
「テクニカル的には上(下)がる可能性が高い」みたいなことを頻りに言うFX先生がいます。
本当に統計を調べて発言している(?)としても、注意が必要です。
ここでサイコロを例にすると、1の目が出る確率は16.7%(1/6)ですが、この確率は何千投、何万投した末に収束するだろう結果を表しています。
ですから、「確率的には起こる可能性が低い」はずの1の目が連続して出ることも不思議ではありません。
人気のFX先生には次の値動きを当てるかのような予測(演出?)をする人も見かけますが、かなり特殊な確率論だと思います。
もしかしたら、今から上がるか下がるか知りたい初心者の本音を映しているのかもしれません。
おそらく初心者にとって難しいのが収束の理解であり、元パチプロや元スロプロがトレーダーに目立つ理由の一つだと考えられます。
直感を武器にするにしても、まず表計算ソフトなどで感覚の補正をすることをお勧めします。
あとがき
理論値が50%と知られるコイン投げのような物理現象でも裏が10回連続することはありますが、これに金銭が絡むとイカサマを疑ってしまうかもしれません。
FXも同様に、連敗が続くと疑心暗鬼に陥ることは普通です。
そういう恐怖や不安を避けるために高勝率を求めてしまうのは人情ですが、FXにおける損切りは経費に相当するので、むしろ上手な経費の使い方(負け方)を考えるほうが合理的です。
「勝負」と考えると一円でも勝とうとする感情に支配されますが、「商売」と考えて上手な損切りを模索すべきだと思います。
以上、さつま芋でした。