当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています
まえがき
こんにちは、さつま芋です。
為替介入のたびに爆損の報告が流れてきますが、「介入でやられた」というよりも、「資金管理の不足が原因だった」という見方のほうが、当てはまるのかもしれません。
今回は、ある自称ショートスリーパーの強制ロスカットについて考察してみます。
発言の確認
【もっと寝たら?】FXで1億大損…ショートスリーパー堀大輔に起きた悲劇をパラディン・森永康平が徹底追及
「証拠金維持率500%」について
堀氏:「3時(深夜)に寝て、起きた時(朝5時前)にちょっと見たら生き残ってて、証拠金維持率もまあ500%くらいあったんですよね。あ、じゃあセーフティかなと思って」
※6円下落した「後」の深夜・早朝の時点で、口座にはまだ「証拠金維持率500%(セーフティ)」が残っていたと語っています。
「ロスカット(消滅)」について
堀氏:「5時半から授業始めて、6時20分くらいまでの間に飛びました。完全におなくなってるって」
朝5時半〜6時20分のわずかな時間に、さらに2円ほど下落したことで、残っていた「証拠金維持率500%」の口座が完全に飛んだと語っています。
内容の整理
本人の説明どおりであれば、「6円の大暴落を耐え抜いた後、なお証拠金維持率500%が残っていた口座」が、その後のわずか2円程度の下落で全額消滅したことになります。
一般的な国内FX口座で、レバレッジ5倍相当のポジションを保有していたと仮定すると、証拠金維持率500%から全額を失うには、単純計算で約25円程度の下落が必要になります。
そのため、2円程度の下落でロスカットに至ったという説明からは、国内口座とは異なる非常に高い実質レバレッジで取引していた可能性も考えられます。
仮に海外口座などで実質レバレッジ100〜160倍程度のポジションを保有していたのであれば、証拠金維持率500%から数円程度の逆行で大きな損失が発生することも説明できます。
ドル円ロングで約1億円の損を出したショートスリーパーの方の取引をチャートにプロット
— 高城泰|FXコレクティブ (@takagifx) 2026年8月6日
6円下落・1億円の損失だと、取引数量は1667万ドル(約26億円)になる計算
「維持率500%」(=国内FXならレバ5倍)からのロスカットのタイミングを考えても、海外FXの利用ですかねー… https://t.co/UMTravg0n6 pic.twitter.com/wLLCNDMjrb
感想
堀氏は今回の巨額損失の要因として、「直近のレンジ相場を誤学習して異常なポジションを取ってしまったAIの不具合」と、「減量末期の思考力低下により、焦ってマイルールを破り、手動で悪手を重ねてしまった自身の判断ミス」の2つが重なった結果であると説明しています。
確かに表面的には、システムの老朽化や人的な判断ミスが原因だったのでしょう。
しかし、本質的には、損切り(ストップロス)や一時取引停止(サーキットブレーカー)といった、損失管理の仕組みそのものに問題があったのではないかと思います。
どれだけ勝率の高い手法であっても、一度の損失でそれまでの利益を大きく上回るようなポジションを取ってしまえば、長期的に安定した運用を続けることは難しくなります。
あとがき
堀氏の爆損については、さまざまな疑惑もあるようですが、私たちが得られる教訓は、やはり「損失管理」の部分ではないでしょうか。
「月単位で71勝1敗」だったそうですが、損失管理を緩めてしまえば、約6年間もの間、実力とは関係なく勝ってしまう可能性があります。
勝率や連勝記録だけを見るのではなく、「負けたときに、いくら失うのか」まで管理することが重要なのだと思います。
以上、さつま芋でした。