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まえがき
明けましておめでとうございます、さつま芋です。
初心者への助言として、「まず検証ソフトを買いましょう」と言っても喜ばれません。
検証ソフトの代金は完全な出費ですから、稼ぎたくてFXを始める初心者にとっては意に沿わない話です。
そのため、「少額のリアルトレード」を勧めた上で勝ち方を教えてくれるようなFXインフルエンサーが人気です。
このような不都合を遠ざけてしまうような認知の偏りを「確証バイアス」と呼ぶそうです。
FXに必勝法はありませんが、検証も記録も行わずに経験だけ積み重ねるのは、恰も必敗法のような気がします。
今回は、「ながらトレード」の戒めです。
ながらトレード
「電車移動中の10分で2万円、スマホ1つで稼げるFX手法」なるサムネを見かけました。
隙間時間のトレードという話ですから、時間を効率よく使いたい人達には魅力的に感じるはずです。
スマホでトレードできなくはないと思いますが、趣旨は要するに「ながらトレード」ですから、誰かに勧めるようなFXではないと思います。
当然ながら、雑念が増える「ながらトレード」は不利ですし、すべてのトレードで勝てるわけではありませんから、負けた場合は余計に負担です。
落ち着いてトレードできないような環境で、わざわざ取引しないほうが合理的だと私は思います。
そんなに忙しいのであれば、スイングトレードを選ぶ方が妥当なのでは…
あとがき
冷静に考えたとき、不可解なことを言っているFXインフルエンサーは案外います。
例えば、大口投資家の動向を強調する人もいますが、為替市場自体が大口同士の取引で成り立っているのに、一方の大口だけを想定するのは不合理です。
また、資金管理の劣位性は売買判断の優位性を打ち消す以上の大きな影響があります。
にもかかわらず、資金管理の勉強方法はほとんど語られないのも不思議な話です。
現在のFX業界は、攻撃ばかりに注力して守備を疎かにしている感じがします。
以上、さつま芋でした。