まえがき
こんにちは、さつま芋です。
値幅の視点で語る人は少ないので見落としていましたが、変化率は重要な指標だと思います。
今回は変化率から見えてきた気づきを紹介します。
平均変化率
ドル円とゴールドとビットコインの日足データから平均変化率(絶対値)を計算しました。
通貨ペア | 平均変化率 |
---|---|
USDJPY | 0.43% |
XAUJPY | 0.58% |
BTCJPY | 1.68% |
この表によると、ドル円の変化率が相対的に小さいことが分かります。
小さな値幅で利益を増やす場合、勝率を高めるか、ポジションサイズを大きくするか、取引回数を増やすかの選択になります。
一方で視点を変えると、ポジションサイジングと損切りを前提にするならば、大きな値動きは低レバレッジを実現するのに適しています。
分布
変化率について、ヒストグラムも作成して分布を確認しました。
変化率の分布を知れば、決済する値幅の目安も見えてくるのではないでしょうか。
補足
スプレッドを変化率に換算すると、ドル円で0.002%、ゴールドで0.01%、ビットコインで0.03%くらいです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USDJPY | 0.002% |
XAUUSD※ | 0.01% |
BTCJPY | 0.03% |
(※金スポット)
勝率や値幅に寄りますが、一日に何回も頻繁に取引をしたい人はゴールドやビットコインは不利そうです。
意外と話題に上らないのが変化率ですが、調べておくと非常に便利だと思います。
あとがき
FXの初心者に向けた内容の多くが、ローソク足や水平線を始めとする幾何学的なテクニカル分析です。
客観的に言えば、1%にも満たないような変化に対して、目分量で講釈しているわけです。
想像以上に繊細な話だと思います。
以上、さつま芋でした。