まえがき
こんにちは、さつま芋です。
FX芸人と呼ばれる人達を見ると、「負けに不思議な負けなし」を目の当たりにします。
ほぼ共通して、ポジポジ病・チキン利確・損切りズラシを行います。
まさに裁量の圧倒的劣位性です。
一方で、勝ち越す人達からは口座凍結(取引停止)の話を耳にします。
今回はスプレッドの面から取引停止について考えてみます。
ドル円のスプレッド
日銀の資料に次のようなグラフがありました。
見ての通り、インターバンク市場では21年よりもスプレッドが拡大傾向です。
ドル円では凡そ2銭、つまり2ピプスのスプレッドです。
店頭取引のスプレッドは0.1~1.0ピプスですから、FX業者の企業努力を見て取れます。
敢えて言えば、悪者扱いされがちの相対取引(DD方式)の恩恵です。
しかしながら、2ピプス近辺で利確をするスキャルピングは、FX業者にとって歓迎されないことが考えられます。
飲食店で例えると、お替わり自由を濫用する客みたいなものかも知れません。
話を戻しますが、目立たないように勝つこともFXで大切な要素だと思います。
あとがき
スキャルピングする人が散見されますが、勝てるスキャルパーはFX業者にとって痛客だと思います。
それで言えば、専業のスキャルパーは常連の痛客となります。
スキャルピング公認の国内FX業者も他社より少し寛容なくらいで、取引停止しないこととは別物です。
接客業ほど相手の顔色を窺う必要はないでしょうが、FX業者との関係性も配慮すべきです。
スキャルピングで勝ちトレーダーを続けるには、業者の広告塔みたいな関係性がないと厳しいかもしれません。
また、マリー取引やカバー取引を妨げるという点では、指標トレードも控えるべき行為だと思います。
以上、さつま芋でした。