まえがき
採算も集客もガン無視、さつま芋です。
勉強でも相場でも、方法だけ真似て挫折する事例が多いようです。
私も陥りやすい挫折ですが、大衆は失敗から学ぶ発想が乏しいみたいです。
方法より思想が大切だと思った話をします。
ある母親の心配
ある小学生の母親が、「子供が漢字を覚えられなくて、音読させても全然(文が)読めないし(漢字も)覚えなくて…」と心配していました。
小耳に挟んだだけなので私の憶測ですが、きっと普通に学校や塾へ通っても伸びないだろうなと思いました。
そもそも親が子供を低評価していますし、出来ない子供を高評価してくれる大人なんて見かけることは まずないからです。
褒め育ての効用は度々言われますが、出来ない子供を褒められる技量がある人は極少数です。
おそらく、一文字も読めないわけではないのでしょうから、少しでも読めたことを褒めてあげれば良いのではないかと私は思います。
音読が無駄というわけではない
音読を魔法のように誤解して、数回読めば思い通りになると考えてはいけません。
人にも拠りますが、一カ月は続ける覚悟がないと無駄になるのではないでしょうか。
一カ月ですよ、とりあえず一カ月。
それだけ気の長い人って、まず見かけません。
そう考えると、昔の寺子屋みたいな場でもない限り、同じ文章の音読を長期間 繰り返すことは難しいはずです。
幼児に同じ本を何度も読み聞かせるように、年齢を問わず長期の視点で即効性を期待しない思想が大切だと思います。
失敗から学ぶという視点でまとめると、音読という方法が無駄なのではなく、短期の成果を求める思想に無理があったのではないでしょうか。
あとがき
長期視点の有無が多数派と少数派の決定的な差だと思います。
私も含め、多数派は目先に振り回されてしまうんです…
だからこそ自らの弱点として意識し、普段から一喜一憂しないように注意しておくことが大切なのではないでしょうか。
以上、さつま芋でした。