日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
太平洋クロマグロの漁獲枠拡大へ
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
Pacificは「太平洋の」、bluefin tunaは「クロマグロ」で、Pacific bluefin tunaは「太平洋クロマグロ」です。本文のthe Pacific bluefin tunaは、Pacific bluefin tuna stocks「太平洋クロマグロの資源」を指しています。
ここでのquotaは「割り当て(量)」、catchは「漁獲高」という意味で、catch quotaはマグロ漁を行う国や地域ごとに設けられた漁獲量の上限、「漁獲枠」です。
countries that manage the Pacific bluefin tuna「太平洋のクロマグロの資源を管理する国々」は、具体的には、中西部太平洋まぐろ類委員会(Western and Central Pacific Fisheries Commission: WCPFC)という地域漁業管理機関に加盟する国や地域を指しています。委員会には日本、アメリカ、EU、中国、韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島しょ国など26の国と地域が参加しています。
limitは「制限、限度」です。来年は漁獲規制が緩和され、漁獲枠が15%増えることを説明しています。
delegateは「代表者」です。
ここでのterritoryは「地域」です。territoryには「領土、属領、準州」という意味もあります。
island nationは「島しょ国」です。中西部太平洋まぐろ類委員会の加盟国には、本文で名前が挙げられているパプアニューギニア以外に、クック諸島、フィジー、ミクロネシア、パラオ、ツバルなども含まれています。
meet onlineは「オンラインで会う」ですが、ここでは「オンラインで会合する、会議を行う」として用いられています。
ここでのstockは名詞で「(生物などの)資源、蓄え」という意味です。「在庫」として使われることもあります。
ここでのsignは「兆し」です。
large bluefinは「大型のクロマグロ」です。すでにPacific bluefin tunaが話題にあがっているので、ここではbluefin tunaのtunaが省略されています。
boatは「船」ですが、ここでは文脈から「漁船」と訳せます。
be allowed to ...は「~が許可される」です。
haul upには「(網などを)引き上げる」という意味があり、ここでは「漁獲する」として使われています。
このセンテンスの最後ではthan this yearが省略されていると考えると分かりやすくなります。732 more tonsのmoreはtons of the fishを修飾しており、「(今年より)732トン多くの大型クロマグロ」ということです。
luxuryは「ぜいたくな」、itemは「品目」で、luxury itemは「ぜいたく品、高級品」です。
choiceは「選択肢、選択、選ぶこと」という意味です。
sushi「すし」は定着した英単語となっていますし、sashimi「刺身」も英語の辞書に掲載されていて、海外ドラマでも高級料理としてよく登場します。
harvestは「収穫」です。海からの収穫だけでなく、作物や肉についても使われる単語です。restrictionは「制限」で、ここでのharvest restrictionsは「漁獲規制」です。
(ニュースで英語術より)
あとがき
随分と投稿を空けたので少し古いニュースになってしまいましたね…。