まえがき
こんにちは、さつま芋です。
「手法は何でも良い」と聞くことがあります。
昔は意味が分からなかったのですが、今は少し理解できます。
今回は非時系列の錬行足チャートを使って、手法に対する私なりの理解を言語化してみたいと思います。
錬行足
時間ごとに1本ずつ描画されるローソク足とは違い、値幅ごとに一本ずつ描画されるのが錬行足です。
次の図は、ドル円15分足に錬行足インジケーター(値幅10ピプス)を適用したものです。
本来の錬行足チャートはサブウィンドウですが、メインウィンドウにも同様に描画されたものを載せています。
HT FX (MT4・MT5で快適トレード) MT4 練行足ツールを作成 (fc2.com)
ちなみに錬行足の描画は、1マス順行したときと2マス逆行したときに新しい足が描かれます。
感想
高度な金融工学を使えない私のような凡人にとって、FXは上下二択のゲームとして簡単な期待値を考えるくらいしか術がないと思います。
期待値と言っても、方向と値幅を合成したものですから、確率論を土台にトレードしたい人には錬行足は使い易いかもしれません。
このように値幅を含む上下二択のゲームと割り切った場合、手法は売買条件と賭け方に分けることができます。
この場合、勝てる手法かどうかという発想から、合理的な売買条件・賭け方かどうかという基準で考えることができます。
そして、不合理な手法でなければ、最終的な勝敗は相場に委ねることができます。
例えば、錬行足の転換だけを狙っても構いませんし、継続を狙っても構いません。
このように、売買条件は何でも良いと思います。
むしろ、見落とされているのは売買条件と賭け方の整合性という感じがします。
あとがき
私も以前は取引条件が原因で勝てないと考えていましたが、それが理由で手数料以上に負けているのであれば、売買だけを逆転させれば済む話です。
しかし、売買を逆転しても勝てるわけではありません。
おそらく、主たる敗因は賭け方(ロットコントロール)にあると思います。
固定ロットにせよ変動ロットにせよ、場当たり的にポジションサイジングしているようでは数学的にも不利に傾きやすくなります。
経験則によって相場予想する人もいるみたいですが、私のような凡人は事前に賭け方を計画しておくほうが有効な気がします。
例えば、検証で平均2連敗だと分かっている売買条件の場合、初戦のロットを小さくすることは単なる賭け方なので予想は不要です。
以上、さつま芋でした。