まえがき
わりと希少種の勉強系ブロガーさつま芋です。
まあ、良く言えば希少ですが、一般的には需要がないということなんでしょう…
自分自身が、できるだけ視野を広げて新しいアイデアに出会いたいので、私のアイデアを紹介しています。
今回は図形の問題を通して、算数や数学を勉強してるのに上手くいかない理由をシェアします。
問題
正三角形と正方形を組み合わせた図形の中に印を付けた部分の角度を求めてください。
隠れている二等辺三角形を見つけることがヒントです。
解き方
下の図で、赤く色づけた部分の角度を考えます。
60° + 90° = 150° です。
次に、青色にした2つの辺は それぞれ長さが等しいことがわかります。
少し傾けると二等辺三角形が見えます。
二等辺三角形の底角を求めると答えです。
三角形の内角の和が180°になることから、
( 180 - 150° ) ÷ 2 = 30° ÷ 2 = 15°
よって、答えは 15°です。
普通はココで終わるから成長しない
もし、ここで納得してしまっていたならば、あまり勉強になっていないかもしれません。
ここまでで説明したのは解き方(の一例)でしか ありませんから。
上で解説した図形と同じ問題であれば次も解けるかもしれませんが、算数も数学も解き方を覚えるだけでは どこかの時点で伸び悩みます。
私がなぜ この問題を取り上げたのかに意識を向けてほしいと思います。
算数・数学は閃きが大切だということを否定しませんが、少なくても受験レベルであれば閃きに頼らない着眼点が存在しています。
その着眼点を意識せずに勉強すると学習効率が落ちてしまうのです。
タイトル(算数や数学を勉強してるのに上手くいかない理由)に対する答えですが、問題に秘められた着眼点や意図を無視して勉強しているから上手くいかないということになります。
算数や数学に共通するポイント
色んな教師や講師を見たわけではないので私見ですが、問題の解法は説明しても問題の意図まで話されることは多くないと思います。
私の思う この問題の大切なポイントは、等しいものを見つけることです。
等しい長さ、等しい角度、等しい面積、等しい形、等しい量など、とにかく等しいものを探す作業が算数や数学では大切です。
今回の場合であれば、等しい長さの辺や等しい角度の見当をつけることが肝です。
ヒントにした二等辺三角形というキーワードを改めて見つめると、等しい長さの辺を持ち、それぞれ底角も等しい角度になる特徴的な形だと意識できます。
あとがき
もうすぐ夏休みで、塾や予備校の夏期講習の折り込みチラシが わんさか入ってきます。
勉強系ブロガーとして言わせてもらうと、一方的に教えてもらうだけでは勉強は大して伸びません。
私が考える勉強が大きく伸びる方法とは、自力で何かを気付けるように上手く誘導してもらうことですが、そんな優秀な指導者って塾や予備校に どれだけいるのか…
夏休みに勉強する(させたい)だけであれば、塾・予備校に通うよりも勉強道具だけ持ってウィークリーマンションを借りたほうがコスパは高いと思います。
人は何もすることがないと痛みすら求めてしまう心理になるとか…
図らずも敵を作ってしまったので このあたりで お仕舞にします。
以上、さつま芋でした。