まえがき
お金に対する執着が根深いことに気づいた、オカネ教徒さつま芋です。
親から教えられた記憶もありませんが、「お金は大切だ」とする考え方にドップリ浸かっていました。
今回は、お金に振り回されやすいことをテーマにします。
プロスペクト理論
投資・投機・賭博をやらない人も知っておいて損がない ある理論があります。
それは行動経済学のプロスペクト理論というもので、ザックリ言えば人間の心理で、利益獲得は先延ばしせず 損失確定は先延ばしする行動です。
例えれば、千円 貰うなら100年後より今すぐ欲しいけれど、千円 盗られるなら今すぐでなく100年後がいいと思う心理です。
要するに、人は損するのが大嫌いなわけです。
500円貰って500円失う
もしも500円玉を貰って、喫茶店のテーブルに置いたままトイレに行き、その500円玉が無くなったとします。
貰った500円だし プラスマイナスはゼロだから問題なし!と思えますか?
普通の感覚なら、盗られたー犯人は誰だーって心 乱れるんじゃないでしょうか。
私なら10分くらい気持ちがモヤモヤするはずです。
これこそ お金に対する執着だと思うんです。
損の感情が強すぎるんです。
貰ったボールペンなら
もしも、生命保険か何かの粗品でボールペンを貰ったとします。
先程と同じく、トイレから戻ってテーブルにボールペンが無かったら、どうでしょうか?
人にも拠るでしょうけど、私なら大して気に病まないと思います。
これくらいの感情がフラットなんじゃないでしょうか。
ただし、置きっぱなしにして離れてはいけないことを反省すべきですが…
お金が絡むと どうも物事の本質が見えにくくなる気がします。
あとがき
投機をやってみると、自分がプロスペクト理論に従って動いていることを実感します。
それは必ずしも悪いことではありませんが、相場という非日常の世界では枷となります。
それにしても、必要以上に お金を信じるようになったのは いつからなんでしょうか。
きっと、園児とか小学生の頃はオカネ教に入信していなかったと思うんですけれど。
以上、さつま芋でした。