まえがき
こんにちは、さつま芋です。
R言語を学び始めたのが2023年の2月からなので、使用歴は5カ月ほどです。
まだ簡単な操作しかできませんが、とりあえず不満はありません。
しかも、こういう表計算はFX初心者の勉強に適していると思います。
最大の特徴は「数値化」です。
チャートに線を引いてゾーンで捉える…値動きを見る…と視覚化も結構ですが、結局は目分量(値頃感)なので初心者ほど迷走してしまいます。
まるで、料理の初心者に「お好みで分量は調節して…」と言っているかのようです。
少なくとも、やたら直感の多いチャート分析は私には難しいです。
きっと そういう風に感じている人は多いように思うのですが、なぜか数値で議論するデータ分析は注目されません。
本当は有用だから秘密にしているのか、面倒くさいから敬遠しているのか…
今回は その辺りの雑談をしてみます。
値幅は二択で選べない
相場が上下二択であることは明らかです。
しかし、相場で勝ち残るには上下に加えて値幅も考慮しなければなりません。
まさに値幅こそがFXを難しくしていると言えます。
上下の予想は二択でも、値幅の予想には選択肢がないのです。
それゆえ「値頃感」が付いて回るのです。
その対処としては「数値化」が考えられますが、数値化は ある不都合を内包しています。
データによって見える不都合
価格データ自体は一般公開されているので、値幅の数値化は可能です。
ところが、幸か不幸か、数値のせいで予想や手法の有効性は否定されやすくなります。
客観的な条件の下で数値化するため、反例を示しやすいからです。
例えば、「仲値前のドル円は円安になる」という仮説も、統計にすれば何かしらの結果が出ます。
あいにく、検証期間を変えれば必ず否定的な結果は出るので、予想は当たらない、手法は意味ない、データ分析では勝てない、という話に帰着します。
何かと否定を嫌うFX界隈ですから、データ分析は自ずと敬遠されるのでしょう。
しかし、反対意見があるから取引が約定することもまた事実です。
否定を前向きに捉えれば、データ分析は有効だと考えることもできるのではないでしょうか。
あとがき
もし相場に何かしらの優位性があるとすれば、必ずデータにも現れるはずです。
仮に優位性がデータに現れた場合、その傾向は何日続くのでしょうか。
果たして、1週間後、1か月後、1年後も続くのでしょうか。
データのトレードは、いつ消えるとも知れない優位性に お金を投じなければなりません。
そう考えると、最終的に運の要素は極めて大きいと思います。
以上、さつま芋でした。