まえがき
こんにちは、さつま芋です。
経験則や予想を語る人は多いのですが、検証の結果を示す人は少ない印象です。
検証の結果に意味があるかどうかより、検証を実践する姿勢に意味がある気がします。
今回は錬行足を検証してみました。
錬行足
ドル円チャートに10pipsの錬行足を表示して足を計数しました。
詳細は割愛しますが、要するに10pipsの幅で順張り・逆張りを調べてみました。
錬行足は2倍の値幅を逆行しないと色が転換しないので、順張りが有利に見えてしまうことに注意してください。
それを踏まえて今回の結果を見ると、順張りも逆張りも微妙な差しかないようです。
優位性を過大評価する人がいるのですが、試行回数が増えたときに1%も優位性が残っていれば、大企業くらいの稼ぎになってしまいます。
こういう思い込みこそが最大の罠だと思います。
ちなみに、リアル口座とデモ口座で集計数値は若干の違いもありました。
また、少しだけ実践してみたところ、逆指値を使ってもスリッページでスプレッド分くらい滑っていました。
余談
本来ならば過去検証と経験則は相対するものではないはずですが、過去検証で裏付けられた経験則は滅多に見かけません。
敢えて経験則を投資商品として見たとき、立派な評判だけで検証していない手法・人物に資金を預けたいとは思えません。
奇遇にも、手法を検証するインジケーターを見つけたので紹介します。
HT FX (MT4・MT5で快適トレード) MT4 ロジック検証用ツール (fc2.com)
裁量の取引と機械的な取引との差を知っておくことは意味があると思います。
あとがき
耳を疑うような話ですが、数年で廃業するファンドも少なくないようです。
5年後も事業を続けるファンドは全体の62%に過ぎない
ヘッジファンドの成功はローンチ規模と堅調な初年度リターンによって形作られる:データ |ロイター (reuters.com)
肩書とか雰囲気とかに騙されないようにしたいです。
以上、さつま芋でした。