まえがき
こんにちは、さつま芋です。
「教科書(ルール)通りでは勝てない」と言われるFXですが、教科書通りの負けが吟味されることは稀です。
今回は教科書通りに負けた場合を考えてみます。
許容損失で負ける
「教科書通り」と言っても様々ですが、許容損失を定率として負けた場合を皮算用しました。
初期資金100万円で、許容損失ごとに資金が半減するまでの複利運用の取引回数を図示しています。
許容損失 | 半減までの取引回数 |
---|---|
1% | 69 |
2% | 35 |
5% | 14 |
図表より、許容損失1%の場合、69回の連敗が起こったときに資金が半減します。
この条件であれば、毎日2~3回のデイトレードを想定すると、3か月間一度も勝てないような不運が重ならない限り、実現しません。
つまり、許容損失1%で教科書(ルール)通りに資産半減するのは、思いのほか容易ではありません。
ちなみに、次のサイトで破産確率が計算できます。
〝破産の確率〟計算機 - Investment Tech Hack (abbamboo.com)
あとがき
私見ですが、実際の課題はルールを守り続けることだと思います。
それはダイエットの食事・運動ルールを守ることに似ています。
単純なルールであれ、何年も守り続けるとなると相応の自制が求められます。
おそらく、「教科書(ルール)通りでは勝てない」というより「教科書(ルール)通りを守れない」というのが実体だと思います。
以前に示したように、移動平均線だけでも必ず負けるものでもありません。
【FX雑談】感覚と実際 - さつま芋の勉強日記 (hatenablog.com)
以上、さつま芋でした。