日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
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5Gサービス 激しい先陣争い
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
学校でリスニングをしてこなかった一般的な英語学習者の陥るミスが満載の一枚です。
聞き取れないところの多くは弱化や音声変化した音です。
こんな有り様ですが、去年の4月よりはマシになってきました。
ノート
claimは「~と主張する」という意味で、主張の内容は客観的に証明されたものではなく、あくまでも一方の見解。
bragging rightsは、brag「自慢する」とrights「権利」が組み合わさった表現で、直訳すると「自慢する権利」です。
beat ... to the punchはインフォーマルな慣用句で、もともとはボクシングの「先にパンチを打つ」という意味。そこから転じて「~の先を越す、~に対して先手を打つ、~の機先を制する」。
catchは名詞で、「難点、隠された問題点、話の裏、落とし穴、わな」。What's the catch?と言えば「何か話の裏でもあるのですか?」。
originallyは「当初は、初めは、そもそも」という副詞で、initiallyでも同じ。
rushは「~を急に動かす」という他動詞で、rushed the launch date forwardは「開始日を急きょ前倒した」。
declare ABは「AをBだと宣言する」。
a couple of ...は必ず「2つの」を示すわけではなく、時に「2、3の」や「いくつかの」を表すこともある。
あとがき
知ってか知らずか あまり言われないことですが、技術競争に負けるとは富を奪われることを意味します。
例えば、おいしいパンを焼く技術を持った職人に、技術がなくて おいしくないパンしか焼けない職人が勝つのは、よほどの幸運か特別な条件でもない限り不可能です。
つまり、技術がない職人は お客さんを奪われていくことになります。
日本は技術立国とか言いながら、研究者を優遇して人を育てていこうという気概が随分と弱くなっている気がします。