まえがき
シンプルに捉えられることが理解だと思う、勉強系ブロガーさつま芋です。
高校で自動詞・他動詞を習うんですが、いざ文法問題になると苦しむ人が多いみたいです。
今回はタイトルのとおり、 英文法をシンプルに考える方法をシェアしたいと思います。
自動詞・他動詞
普通は、前置詞が必要なのが自動詞、前置詞が不要なのが他動詞と習うと思います。
自動詞 + 前置詞
他動詞
でも、その理屈を覚えたとして、次の問題ができるでしょうか。
自動詞か他動詞かって、問題を解くための知識には なっていないと思うんです。
一応、正解は次のとおり。
「enter into ...で (仕事など)に従事するという熟語です」と言い切られても、私なら「同じ訳なのに?」と聞き返すでしょうね。
その程度の理解で果たして いつまで覚えていられます?
私の解釈
本題の前に、次のAとBのどちらが魔物を倒したか考えてください。
上が自動詞+前置詞、下が他動詞になるのですが、意味の強弱に注目します。
自動詞(弱い)+ 前置詞(協力)
他動詞(強い)
前置詞とは位置関係を表す言葉ですが、前置詞に協力を借りるほど自動詞は意味が弱いと考えてみます。
逆に、他動詞は前置詞の力を借りなくてもいいほど強い意味合いと考えます。
それを踏まえて強弱をつけて和訳し直すと、
という感じです。
Aは狙った(だけ)、Bは撃ちとる(撃ち倒してしまう)という強弱がつきます。
改めて最初の文も強弱をつけて和訳し直すと、
単に方向性を表す自動詞と、影響力を及ぼす他動詞の強弱に置き換えて考えてみてはどうでしょうか。
自動詞(弱い)+ 前置詞(協力)
他動詞(強い)
あとがき
強弱関係をみてみると、discuss「議論する」>talk about「語る」になっていますし、resemble「似ている」>look like「見える」になっています。
多くの人が英語を文系科目として暗記で乗り切ろうとしますし、理系脳の英語教師も少ないみたいなので、日本人の英語嫌いは まだまだ続きそうな気がします。
覚える量を減らして繰り返し練習しないと英語ができるようにはならないと思います。
以上、さつま芋でした。