日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
サウジとロシア 原油供給量引き上げへ
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
新型コロナウイルスの影響による原油需要の落ち込みに歯止めをかけようとした産油国の協議が決裂したことを受け、サウジアラビアの国営石油会社は原油の供給量を引き上げることを明らかにしました。ほかの産油国からシェアを奪う「価格戦争」をエスカレートさせる姿勢を鮮明にした形です。
ノート
boostは「引き上げる」。
句動詞break outは、戦争、疫病など好ましくないものや不快なものが「突然始まって広がる」という意味。
curbは「抑制する」で、一般的には何か好ましくないものを目的語に取ることが多い。curb rowdy behavior「乱暴な行動を抑え込む」、curb the spread of the contagion「感染の広がりを食い止める」、curb global warming「地球温暖化を抑止する」。
OPECは、Organization of the Petroleum Exporting Countries「石油輸出国機構」の略。OPECのように頭文字を取って1語として発音するものを、acronym「頭字語」という。
state-ownedは「国が持っている、国有の」。state-owned landなら「国有地」、state-owned forestなら「国有林」。
barrel「バレル」は液体量の単位で、原油の1 barrelはおよそ159リットル。
raiseは、他動詞で「持ち上げる、引き上げる」。
up to ...は「最大~、~まで」。
in the short termは「短期的に」。
hikeは、名詞では「引き上げ」。tax hikeなら「増税」、wage hikeなら「賃上げ」で。「引き上げる」という意味の動詞としても使う。
equivalent to ...は「~に相当する、~に等しい」。
call for ...は「~を要請する」。
renewed cooperation「新たな協調」。
plungeは「急降下、大幅な下落」。take a plunge into ...「~に飛び込む」や、take the plunge「思い切ってやってみる」。動詞としては「(物理的に)急降下する、飛び込む、(数、価格、数値、温度などが)急落する、急に低下する」という意味で使われる。
inflict A on Bは「BにAを負わせる、課す」です。Aには、打撃、苦痛、害、負担、刑罰などが入る。
boost moraleは「士気を高める、鼓舞する」
give A a boostなら「Aを押し上げる」
あとがき
オイルの価格が20ドルまで下がっています。
数か月前は75ドルだったのに。
原油の輸入国には悪くないニュースなのでしょうか。