日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
ノーベル物理学賞に真鍋淑郎氏
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
the Royal Swedish Academy of Sciencesは、ノーベル賞受賞者の選考を行う「スウェーデン王立科学アカデミー」です。
recognizeは「(業績・功績を)評価する、認める」という意味で、recognize A for ...は「~の功績を認めてAを高く評価する、たたえる」です。for以下は授賞理由を述べています。
workは「研究」として使われています。
(be) fundamental to ...は「~の基盤となる、~に不可欠な」という表現です。
climate changeは「気候変動」です。
judgeは「裁判官、判事」の他、「審査員」という意味でも使います。
動詞awardは「賞を与える、授与する」です。「A(人)に~を授与する」と言うときは、本文のようにaward A ...、またはaward ... to Aの形で表せます。
the Nobel Prize in Physicsは「ノーベル物理学賞」です。
真鍋さんはアメリカ国籍を取得していますので、他の2人のようにof+国名を続けてSyukuro Manabe of Japanとするのではなく、who was born in Japan「日本で生まれた」としています。
global warmingは「地球温暖化」です。
humanityは「人間性」ではなく「人類」という意味です。humanityは単数扱いですので、動詞influence「影響する」に3単現のsが付いています。かつては同じ意味でmanやmankindもよく使われましたが、男性(man)が人類を代表するかのような響きのある言葉より、最近は性別に関して中立的なhumanityやhuman beings、peopleが好まれます。
pioneerは「切り開く、開拓する」です。
demonstrateは「証明する、論証する」です。
carbon dioxideは「二酸化炭素」、atmosphereは「大気」で、carbon dioxide in the atmosphereは「大気中の二酸化炭素」です。
contribute to ...は「~に貢献する、~に寄与する」としてよく使われますが、toの後ろには本文のように好ましくない事柄が続く場合もあります。その場合には「~を助長する、~の一因となる」といった訳語が当てはまります。
soundは動詞で、sound an/the alarmは「警鐘を鳴らす、警戒を呼びかける」という表現です。
driveにはさまざまな意味や使い方がありますが、「推進する」という意味もあります。
imprintは「跡、痕跡」です。
phenomenaは、phenomenon「現象」の複数形です。
(ニュースで英語術より)
あとがき
二酸化炭素に保温効果があるのであれば、魔法瓶にも利用できるんでしょうか。