日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
成田空港の滑走路脇でカメが繁殖
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
considerは「みなす、考える」です。
lucky charmは「幸運のお守り」ですが、ここでは「縁起物」という感じで使われています。
be anything but ...は「~どころではない、決して~ではない」という表現です。例えば、This problem is anything but new.「この問題は決して新しいものではない」や、Life is anything but easy.「人生とは決して楽なもの(楽どころ)ではない」というように使います。通常はbe anything but+形容詞・名詞などの形をとりますが、このセンテンスのように先に形容詞・名詞が出ている場合は、has been anything but a lucky charm for aviators near Tokyoという繰り返しを避けるため省略され、anything butだけで使われています。
aviatorは「飛行士、航空機の操縦士」で、pilotと同義です。元になっている名詞aviationは「航空、飛行」で、ラテン語からフランス語を経て英語になった単語です。
learn that ...は「~ということが分かる」ですが、報道の用語では、ここでのように「(取材などを通して)~だということが分かる」として使われます。NHK has learned that ...は「NHKは~ということを知りました、~ということがNHKの取材で分かりました」です。
runwayは「滑走路」です。ちなみに「誘導路」なら、taxiwayと言います。
temporarilyは「一時的に」、shut downは「閉鎖する」です。
trudgeは「重い足取りで歩く、苦労して歩く、とぼとぼ歩く」。
spotは「見つける、気付く」という意味です。
non-native species「外来種」のred-eared slider「ミシシッピアカミミガメ」は、通称ミドリガメとして知られています。
reproductive rateは「繁殖率」です。
reservoirは「貯水池」です。
adjacent to ...は「~に隣接した」という意味です。
barrierは「(侵入を防ぐための)柵、障壁、壁、障害物」です。
sightingは「目撃、発見」で、主に珍しいものや動物などの目撃という意味で使われます。
be on the riseは「増えている」です。
shellは、カメの「甲羅」です。
bird strikeは「飛行機などと鳥の衝突、バードストライク」で、「鳥衝突」とも言います。飛行機以外にも、鳥が風力発電の風車にぶつかる例も増えています。
inhaleは「(空気、ガス、煙などを)吸い込む」で、通常は呼吸をする生き物に使う語ですが、ここでは「エンジンに吸い込む」として使われています。「吸い込む」はほかに、suck inなどで表せます。
takeoffは「離陸」です。
(ニュースで英語術より)
あとがき
外来種のニュースはときどき聞きますが、逆に日本の固有種が海外に広まることは聞いたことがありません。
日本の環境が特別に良いのか、私が無知なだけなのか。