まえがき
扇の面積公式は うろ覚え、さつま芋です。
今日は、扇形の面積公式を雑談ネタにします。
できない=努力不足ですか?
扇形の面積を求められなくて、「もっと頑張りましょう」と先生に背中を押されている人がいるんです。
本人なりには頑張っているはずなので、なんか気の毒です。
頑張って!という応援なのは分かるんですが、苦手な人の気持ちを汲み取ってくれる先生って少ない気がします。
数学だけでなく、どの教科の先生も「できて当たり前」というスタンスなのか、できない状態を努力不足で一括りにしちゃう感じです。
努力するのは素晴らしいですが、得意な人の何倍もの努力を扇形に注ぎ込むべきかはケースバイケースだと思います。
扇形の面積
半径6㎝で中心角50°の扇形の面積を求めよ。
恥ずかしながら、私は公式を覚えていないので次のように計算しています。
①まず、円の面積を求める
②次に、360等分する
③最後に、中心角を掛け算する
補足
ポイントは一切れ分(1°の扇)の面積を予め求めることです。
円全体(360°)を360等分するので360で割り算します。
この1°の扇(の量)を難しく言うと単位量といいます。
単位量を求めるのが私流(?)です。
扇形の難しさ
数学の得意な人には理解できないでしょうが、苦手な人は公式を見ても解釈を加えることは ほとんどしません。
前半が円の面積、後半が比率という解釈をしないので、謎の呪文くらいにしか見えず、記憶に残りません。
にもかかわらず、「問題を解きながら公式を覚えよう」とか言われても、かなりの無茶振りです。
あとがき
実は、「扇(の面積)、教えて?!」と本人に頼まれ、上のように説明してみたところ、「コレやったら行けるわ、たぶん」と一応 納得したみたいでした。
時計を見たら、説明するだけで30分ちょっと過ぎていて、更に「1問だけ解いてみる」と言うので傍で見守ると、トータルで1時間かかっていました。
努力するのは素晴らしいですが、際限なく時間を注ぐとしたら合理的なのかな…と感じました。
今回は偶然にも説明が上手くいっただけな気がするんです。
「扇は後回しにしよう」なんて言ったら、やっぱりダメなんでしょうか。
挫折感しか残らない努力の推奨は、見捨てることとは少し違うと思うのですけれど…
以上、さつま芋でした。