日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。
“コインベース”がナスダックに上場
ディクテーション
色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、赤は誤解、青はスペルミス、緑はメモ、としています。
ノート
cryptocurrencyは、「暗号通貨」。crypto-は「隠された」を意味するギリシャ語kruptosに由来する連結形(複合語・派生語の構成要素)で、cryptogram「暗号(文)」、cryptography「暗号作成(解読)法、(コンピューターでの)暗号の使用」、cryptographer「暗号の専門家、暗号の作成者(解読者)」などある。関連語の動詞encryptは「暗号化する」、decryptは「暗号解読する」。
名詞exchangeは、株式などの「取引所」。
debutは「デビュー(する)」。名詞としてmake a debutや、make one's debutという形でも使える。
highlightは「際立たせる、目立たせる」。
listは「上場する」で、list one's sharesは「(株式を)上場する」。go publicで表すこともできる。「上場企業」なら、listed companyや、public companyと言う。
tech-heavyは「ハイテク企業(IT系企業)の比重が大きい」。
Nasdaq「ナスダック」は、全米証券業協会が運営している株式市場の名称で、National Association of Securities Dealers Automated Quotationsのacronym(頭文字をとって1語として発音する略語)。
market capitalizationは「時価総額」で、株価の当日の終値に発行済み株式数をかけたもの。
動詞foundは「設立する、創設する」。ちなみにfindの過去形・過去分詞形のfound。
revenueは企業の「収益、売り上げ」、国家の「歳入」。
stand at ...のあとに数字を続けて、「(値段が)~である、(計器が)~を示している」。変動するものの、ある一時点での値を伝えるときによく使う表現。
tripleは「3倍」。doubleなら「2倍」、quadrupleなら「4倍」。
quarterは「4分の1」。
transparency「透明性」は、transparent「透明な」の名詞形。
pour A into Bは「AをBにつぎ込む」。
句動詞step upは「拡充する、増強する」。step up efforts to ...「~することに一層努力する」、step up production「増産する」。
monetary stimulusは「金融刺激策」。
liquidityは「流動性、流通性」で、liquid「液体(の)」から派生した単語。
あとがき
株式の上場には、新株の発行を伴うIPO(initial public offering)「新規株式公開」と、新株を発行せず既存の株式だけを上場するdirect listing「直接上場」があります。一般的なのはIPOで、この場合は証券会社が投資家のニーズを見極めて公開価格を決定します。一方、コインベースが選択した直接上場では、未公開株式取引市場での取引状況などを参考に、reference price「参考価格」が設定されます。