まえがき
こんにちは、さつま芋です。
データ検証する人が目立たないFXですが、手作業でチャート検証するよりも大量に情報処理できます。
自分の反省を踏まえると、手作業で過去検証するからFXが一段と難しくなると考えています。
不思議なことに、FXはデータ検証を推奨されることは滅多にありません。
しかし、客観的にFXをするならば、データ検証は必須だと思います。
さて、今回はロット調整(ダランベール法)をエクセルでシミュレーションしてみました。
ダランベール法
簡単にダランベール法について説明すると、勝った後は掛け金を減らし、負けた後は掛け金を増やす賭博の戦略(ベッティングシステム)です。
今回の掛け金は、初期値を10で、勝てば1減らして負ければ1増やし、損切り上限は20とするルールにしました。
勝敗の代わりに乱数で+1と-1を5000個 発生させました。
スプレッドの存在を念頭に、勝率が50%を少し下回るようなシミュレーションにしました。
勝敗
=IF(RAND()>0.51,1,-1)
掛け金
=IF(AND(B1>1,B1<20),IF(AND(A1>0,B1>1),B1-1,B1+1),10)
勝率
=COUNTIF(A:A,">0")/(COUNTIF(A:A,">0")+COUNTIF(A:A,"<0"))
シミュレーション結果
対照実験(コントロール)として、掛け金を10に固定した場合もグラフにしています。
考察
今回のシミュレーションでは、わざわざダランベール法を使うメリットは見つかりませんでした。
ちなみに勝率が50%を上回っても、連勝や連敗が続くとデメリットのほうが現れます。
補足すると、ダランベール法のメリットが最も現れるのは、勝ち負けが交互に変化する特殊な場合です。
あとがき
エクセルの数式を載せているので、自分で確認するときの参考になるはずです。
まずはデータ検証する練習をして、自称FX勝ち組に騙されないことがスタートラインだと思います。
ダランベール法シミュレーター | カジノゲーム攻略ナビ (a-taichi.com)
以上、さつま芋でした。