単位
今回は小学6年生で習う「単位」です。
これも小中生の苦手分野の一つです。
前回に続いて単位を深掘りしてみます。
量
長さを表すとき、g(グラム)は使いません。
逆に、重さを表すとき、m(メートル)は使いません。
一方で、k(キロ)はkg(キログラム)でもkm(キロメートル)でも使います。
単位は桁(けた)を表す部分と量を表す部分で できています。
単位 = 桁 & 量
今回は量を表す単位を中心に扱います。
面積
田んぼや畑の広さを表す量として、a(アール)があります。
ha(ヘクタール、ヘクトアール)の方が聞き覚えがあるかもしれません。
h(ヘクト)が下の表に隠れているので探してください。
見つかりましたか?
1ha = 100a になります。
ただ、あまり問題に出てこないんです。
一応、a(アール)を図解しておきます。
要するに、です。
忘れやすいので、図を覚えておくことを勧めます。
大体、テニスコート半分くらいです。
体積
理科でお馴染みだと思いますが、L(リットル)とcc(シーシー)があります。
昔は小文字の l(リットル)だったのですが、今は大文字を使うのが一般的です。
理科が絡んでくるため、L(リットル)は a(アール)よりも問題に出てきます。
です。
ちょうど牛乳パック1本分なので、イメージしやすいと思います。
です。
イメージ的には目薬くらいでしょうか。
このサイズの消しゴムは使えませんね。
ちょうど1cc = 1mLです。
質量
平たく言えば、重さのことです。
t(トン)は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
これも そう問題になることは多くありませんが、一応 説明しておきます。
1t = 1000 kgです。
ワゴンタイプの普通車くらいの車体重量です。
それでは、問題
① 1ha はの何倍ですか。
② 1Lは 1ccの何倍ですか。
③ 1t は1gの何倍ですか。
解説①
① 1ha はの何倍ですか。
桁の変換と量の変換が必要です。
前にも言ったかもしれませんが、並べて書くと計算で悩むことが減ります。
解説②
② 1Lは 1ccの何倍ですか。
計算はこのようになり、答えは1000倍です。
もう一度1Lを確認しておきましょう。
解説③
③ 1t は1gの何倍ですか。
答えは1000000倍(百万)です。
並べて書ければ、後は暗記事項を覚えているかどうかです。
まとめ
2回にわたって、単位を桁と量に分けて解説しました。
機会があれば、桁と量を複合的に考えた単位を説明したいと思います。