まえがき
失敗から学びたい、さつま芋です。
世の中には成功事例が溢れている気がします。
『しくじり先生』みたいな失敗談もなくはないけれど、〇〇に合格する方法とか、買って良かったトップ5、みたいな成功談が圧倒的に占めています。
成功談を聞いて納得できているなら構いませんが、そうでなければ考え直す契機ではないでしょうか。
今回は、進研ゼミをやっていて挫折した中学生の話を聞いたのでシェアしたいと思います。
目新しさに目が眩む
進研ゼミから届いたテキストを見せてもらったのですが、最初の数ページだけ書き込んで挫折していました。
勉強アルアルですよね。
私はインフルエンサーではないのでハッキリ言いますが、テキストは市販の教材と大差はないと思いました。
特殊性や独自性を期待しているならば、それは情報教材の常套手段です。
ただ、進研ゼミはテキストだけでなく専用タブレットも付属しているので、非常に魅力的に見えてしまうんです。
受講していた中学生に聞けば、「届いて直ぐは勉強したけど続かなかった」とのことでした。
進研ゼミを上手く使っている人もいますが、専用タブレットさえあれば勉強が継続できるという考えの人は再考したほうが良いでしょう。
見落としている本質
勉強が続かない根本的な原因は、挫折の克服方法を知らないからだと思います。
残念ながら、タブレットの教材アプリも その方法までは教えてくれません。
例えるなら、ピアノに興味がない人に教本動画だけを見せても、一人でに練習し続けて上達することが難しいのと似ています。
どんなに丁寧に教わっても、思うように上手く行かない時間は避けられません。
必ずイライラしたりガッカリするタイミングがあります。
そんなときの気持ちの切り替え、そこからの粘りや工夫をして目標にいたる過程を知ること、つまり挫折の克服こそが勉強の本質だと思います。
ただし、頭ごなしに進研ゼミを無駄だと決めつけず、挫折を前提に受講することもまた経験になるかもしれません。
あとがき
一般論として、思うようにできないときの感情のコントロールが継続の秘訣でしょう。
紙面や画面に「大丈夫だよ」と出てきて、負の感情を持ち直せる人じゃないと独学は難しいかも。
メンタル部分を意識した指導をしている学習塾もあると聞きますが、感情コントロールを学ぶには親以外の親戚の力を借りるのが王道な気がします。
『ちびまる子ちゃん』で言えば、おじいちゃん(友蔵)のような人がいいと思います。
以上、さつま芋でした。