さつま芋の勉強日記

投機の勉強記録を中心に発信しています。

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ニュースで英語術 「アンネの隠れ家 密告した人物特定か」


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日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。

 

アンネの隠れ家 密告した人物特定か

www.nhk.or.jp

 

www.nhk.or.jp


ディクテーション

色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、誤解スペルミスメモ、としています。

 

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ノート

 


nvestigateは「調査する」です。a team (that is) investing ...とthat isを補足すると、「~を調査しているチーム」という意味を捉えやすくなります。
ここでのcaseは「事件、事例」といった意味です。
Anne Frankは『アンネの日記』で知られるユダヤ系の少女アンネ・フランクのことです。アンネ・フランクは第2次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人の迫害から逃れようとオランダ・アムステルダムの隠れ家で生活していましたが、1944年、秘密警察に見つかって拘束され、強制収容所に送られたあと15歳の若さで亡くなりました。秘密警察がどうやって隠れ家を特定したかを含め、この一連の出来事をここではthe case of Anne Frankと表現しています。
identifyは「特定する」で、ここではidentify A as B「AをBとして特定する」という形をとっています。
Jewishは「ユダヤ(人)の」、leading suspectは「関与した疑いがある主要な人物」です。suspectには「容疑者」という意味があります。

 

the Dutch teenagerは、アンネを指しています。彼女はユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれましたが、ドイツでの迫害を逃れ一家でオランダに移住したあとオランダの学校に通い、『アンネの日記』もオランダ語で書かれているので、「オランダで暮らしていた」という意味からDutch teenager「オランダの10代の若者」と描写しています。
be betrayed to ...は「~に密告される、~に売り渡される」です。betrayには「裏切る、背く、密告する」などの意味があります。
Nazisは、アドルフ・ヒトラーが主導した「国民社会主義ドイツ労働者党」の通称で、「ナチス」です。Nazisは複数形で、単数のNaziは「ナチスの一党員」という名詞として、あるいは「ナチスの」という形容詞として使われます。
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hidはhide「隠れる」の過去形で、hide-hid-hiddenと変化します。ここでは「ひそかに暮らす」といった意味です。
concealedは「隠された」、annexは「別棟」です。Amsterdam warehouseは「アムステルダムにある倉庫」です。

Dutch policeは、戦後この件を捜査した「オランダの警察」を指しています。
unable to ...は「~することができない」です。
ここでのdiscoverは「解明する」という意味です。
cold caseは「未解決事件」や「迷宮入りの事件」で、coldは「冷たくなって動きがない」状態を表します。本文ではcold case teamとしてteamを修飾し、「未解決事件を調査するチーム」として使われています。この調査チームにはアメリFBI連邦捜査局の元捜査官や歴史家などの専門家が入り、コンピューターによる最新の捜査技術を使い、6年かけて謎解きに取り組みました。
help+動詞の原形は「~する助けとなる」を表します。help A+動詞の原形「Aが~するのを助ける」という形をとることもあります。
unravelは「解き明かす、解明する」です。

 

keyは「カギとなる、重要な」という意味で、evidenceは「証拠」です。
anonymousは「匿名の」で、名前を明かさない状態を指します。近年ではAnonymous「アノニマス」と呼ばれる匿名のハッカー集団が知られています。
ここでのnoteは「メモ」に相当します。

 

ここでのsuspectは「疑う」という動詞で、suspect that ...の形で疑いの内容を示すことができます。名詞のsuspect「容疑者」とは、アクセントの位置が異なります。
notaryは「公証人」で、the Jewish notaryはファンデンベルフ氏を指しています。ファンデンベルフ氏は、当時のアムステルダムナチスの政策をユダヤ地域で徹底させる役割を担わされていたJewish Council「ユダヤ人評議会」のメンバーでした。他のメンバーは全員が強制収容所に送られたのに、この人だけはアムステルダムで通常の生活を送っていたことから疑いが浮上したということです。
tip offは「密告する、こっそり知らせる」という表現です。offの後ろに密告する相手を続けます。ここでは、tipped off authorities「当局に密告した」となっています。

 

今は博物館になっている「アンネ・フランクの家」のロナルド・レオポルド館長の言葉です。2011年からexecutive director(館長)を務めているオランダ人で、英語は母語ではないため、文法的には過去形であるべき箇所がhas happenedとなっています。規範からずれるのは国際共通語としての英語の実態と言えます。
本文は全体としてA is not just B but Cという形をとっていて、「Aは単にBだけではなくCです」を表しています。
theoryは「説、理論」です。what this new theory is bringing usまでが主語で、「この新たな説が私たちに示しているもの」です。ここでのbringは「もたらす、示す、提示する」という意味です。
what (has) happened here on the fourth of August 1944「ここで1944年8月4日に起こったこと」は、この日にアンネが秘密警察に逮捕されたことを指しています。
behaviorは「ふるまい、行動」、choiceは「選択」、decisionは「決断」です。
very difficult period of time「非常に困難な期間」とは、ナチスがオランダに侵攻し、ここでも「ユダヤ人狩り」が行われ、一部のユダヤ人が自らの身を守るために同胞を売り渡さざるをえなかった、暗く厳しい年月を指しています。

 

(ニュースで英語術より)

 

あとがき

悲しくも、誰もが時代のうねりには抗えないのでしょう…

 

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