さつま芋の勉強日記

投機の勉強記録を中心に発信しています。

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ニュースで英語術 「米 ロシアのNATO拡大停止要求を拒否」


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日課として、NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションをしています。

 

米 ロシアのNATO拡大停止要求を拒否

www.nhk.or.jp

 

www.nhk.or.jp


ディクテーション

色が判別しにくいですが、黒は聞こえた音、誤解スペルミスメモ、としています。

 

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ノート

 


engage in ...は「~に関わる、~に携わる」や「~にいそしむ」です。目的語には、名詞または動名詞(動詞+ing)が入ります。
brinkmanship「瀬戸際政策、瀬戸際外交」は、相手の譲歩を引き出すためにあえて緊張を高めるような政治的行動のことで、1956年に初めて使われた言葉とされています。名詞brink「(崖などの)ふち、(悪いことの)瀬戸際、寸前、間際」と、-manship「技量、手腕」から成る言葉です。brinkを使った、push A to the brink「Aを危機的状況に押しやる」や、push A to the brink of ...「Aを~寸前まで追い込む」といった表現もあります。
Ukraine「ウクライナ」は30年前、ソビエト連邦を構成する15の共和国の1つでした。ロシアにとってヨーロッパとの間にあるウクライナは、安全保障上極めて重要な隣国です。

 

ここでのtheyは、前のセンテンスのRussian leaders「ロシアの指導者たち」を指しています。
see A+動詞の原形は「Aが~するのを見る」を表します。
the former Soviet republic「旧ソビエト連邦の共和国」は、ウクライナを指しています。
close tiesは「緊密な関係」です。
NATOは、North Atlantic Treaty Organization北大西洋条約機構」のacronym(頭文字をつなげて1語として発音する言葉)です。NATOは、もともと東西冷戦時代に旧ソビエトに対抗してアメリカなどがつくった軍事同盟ですが、ソビエト連邦が崩壊すると、かつての東側陣営が次々にNATOに加盟しました。プーチン政権としては、ロシアの勢力圏を維持するためにNATOの影響力を排除したい考えとみられます。

 

ここでのdiplomatは、国の代表として外国とのやり取りを担う人、つまり「外交官」です。diplomatは「交渉の上手な人」という意味で使うこともあります。形容詞のdiplomaticも、第一義的には「外交の、外交的な」ですが、「如才ない、社交辞令の」という意味で使うことがあり、diplomatic answerなら「そつない受け答え」です。
in writingは「書面で、文書で」です。

(be) open to ...は「~に対して開かれている、~を受け入れる用意がある」という表現です。I'm open to suggestions.と言えば「私は提案を受け入れる用意があります、提案を喜んで聞きます」です。
preferは多くの場合、prefer A to B「AのほうがBより好きだ、BよりAを好む」という形で使います。ブリンケン国務長官の言葉のようにto Bに当たる部分を省く用法もあります。
(be) prepared to ...は「~する用意がある」です。
where there is the possibility of communication and cooperationの部分で使われているwhereは訳出が難しいのですが、「話し合いと協力の可能性がある部分に関しては、話し合いと協力の可能性がある範囲で、話し合いと協力の可能性があるかぎり」といった意味合いと考えられます。ここでのcommunicationは具体的に何を指すのか明確ではなく、dialogue(対話)とは言っていないのですが、何らかの形での「話し合い」だと解釈できます。

 

(be) committed to ...は日本語にしにくいのですが、「ある目的に献身的に取り組む、~に熱心に関わる、~に打ち込んでいる」といった感じです。committed toのあとには、名詞か動名詞(動詞+ing)が続きます。
sovereigntyは「主権」です。
security arrangementは「安全保障体制」です。ウクライナNATOというsecurity arrangement への加盟を選択するなら、誰もそれを止められないという意味です。

 

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相の言葉を英訳したものです。ラブロフ外相は議会の演説の中で、ロシアの要求に対しアメリカからconstructive answer「建設的な回答」がなければ対抗手段をとると警告し、アメリカに譲歩を迫っていました。
日本語の「アグレッシブ」は「積極的な」という肯定的な意味で使うことが多いのですが、英語のaggressiveはそれに加えて、やや否定的・批判的に「攻撃的な、けんか腰の」としても使います。名詞のaggressionは「侵略、侵害」です。
形容詞retaliatoryは「報復の」です。動詞形はretaliate「報復する」、名詞形はretaliation「報復」で、in retaliation for/of/to ...と言えば「~への報復として」です。

 

ここでのlook over ...は「(書類の中身を)調べる、(書類に)目を通す」という意味です。
advise A on …は「Aに~について助言する」です。
theyはラブロフ外相とプーチン大統領、つまりロシアを指しています。
ここでのpull backは「撤収する」という意味の句動詞です。withdrawで言い換えることもできます。
本文のdemand「要求する」や、propose「提案する」、recommend「推薦する」、request「要請する」、order「命令する」などの動詞は、(that)+主語+動詞を続けるとき、その動詞は原形になります。ここでも、主語はNATOですが、NATO pulls back ...ではなく、NATO pull back ...になっています。

 

(ニュースで英語術より)

 

あとがき

結局は利権争いなのでしょうね。

 

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