まえがき
こんにちは、さつま芋です。
趣味で始めたFXですが、認知バイアス（思考の偏り）の勉強になります。
今回は、FXの難しさを考察してみます。
FXは賭博か投資か
少し前に、「FXは賭博ではない！余計な警鐘を鳴らすな！」といった趣旨で怒っていた投資ブログを見かけました。
怒るということは その人にとってFXが賭博だと何か都合が悪いのかもしれません。
私は二択の賭博としてFXに向き合っていますし、基本的にFXは人間に不向きだと思っています。
もしも、外貨定期預金（現物取引）ならば為替変動率よりも金利の優位性に注目した金融商品ですから、時間の強みを活かす意味では損切りの必要性は低いと思います。
しかし、レバレッジを利かせる外国為替証拠金取引FX（信用取引）は金利よりも為替変動率に影響される金融商品ですから、損切りは必須です。
損切りという損失確定を回避できない以上、FXは賭博の性質が強く、感情で判断が揺れやすい人は手を出さないほうがいいと思います。
負けを許容できるか否か
「個人投資家の9割が負ける」と言われているそうです。
これは勝ち方を知らないから負けるというのも一理あるとは思いますが、私が思うに、勝ち方の誤解で負けている気がします。
勝率100%でない限り、どんな勝ち方にも負けが含まれるため、損失を許容しなければなりません。
言い方を換えれば、損するのが分かっていても、逃げずに負けなければならないときがあるのです。
このあたりの解釈を歪（ゆが）めてしまい、損から逃げてしまう人が大半なのだろうと思います。
この心理は損失回避バイアスと呼ばれていて、「損して得とれ」の障害になっています。
自称デモトレーダー
多くのFX先生は怪しげな爆益報告や怪しげな相場解説をするのですが、FXコンテストに参加するほうが多少なりとも信用を得られると思います。
ちょうど今、外為ファイネストでMT5デモトレダービーが開催されていたので、エントリーしてみました。
MT5デモトレダービー (gaitamefinest.com)
暫定のランキングに運よく名前が載ったので記録に残しておきます。
これが最初で最後のランクインでしょうね。
あとがき
FXコンテストを盲目的に信用するのも危険です。
実際、私のように幸運でランキングされた人と、実力でランキングされた人を区別するのは困難です。
幸運なのか実力なのか見極める際にも認知バイアス（思考の偏り）が生じます。
特に、確証バイアス（反論を軽視して自論に偏った情報収集）や生存者バイアス（失敗例を軽視して成功例を基準にした誤った判断）には注意してください。
以上、さつま芋でした。
